国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2012年8月末時点)、ついに割安圏へ

個人投資家の期待を集めながらも、基準価額と市場価格の乖離の大きさが課題と言われてきた国内ETF。

海外資産クラスの主要銘柄「上場MSCIコクサイ株」(1680)・「上場MSCIエマージング株」(1681)・「MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(1550)の乖離率を、2012年8月末時点でチェックしてみます。

国内ETFの市場価格と基準価額の乖離

1680と1681の乖離が、ついにマイナス(割安)圏に入ってきました。
データとしては、MSCIコクサイに連動する1680が -0.54%、1550が +0.31%、MSCIエマージングに連動する1681が -0.83%でした。

乖離水準はやや拡大しましたが、乖離方向はゼロをはさんでプラスとマイナスにバラけるのが自然な形です。
むしろ、今までずっとプラス(割高)圏だけで推移していたのがおかしく、時折マイナス方向になるのは自然な動きだと思われます。

ちなみに、運用が安定している海外ETFの乖離推移を見ても、ゼロをはさんでプラス・マイナス両方向にバラけています。

・iShares S&P 500 Index (IVV)の場合
IVVの市場価格と基準価額の乖離

・iShares MSCI EAFE Index (EFA)の場合
EFAの市場価格と基準価額の乖離

・Vanguard MSCI Emerging Markets ETF (VWO)の場合
VWOの市場価格と基準価額の乖離
(2012/06/23 国内ETFばかり乖離乖離って騒いでるけど、実は海外ETFの方が乖離してるんじゃないの?という疑問より)


国内ETFの基準価額と市場価格の乖離は、低コスト運用を志向する個人投資家にとって重要なポイントです。
例えば、私が保有している海外ETF(IVV、EFA、VWO)のように、平均乖離率が0.1%以内とは言わないまでも、せめて継続的に1%以内に収まってくれれば、ある程度安心して投資できるのではないでしょうか。

全体的な傾向としては、乖離水準は縮小してきているようですが、局面局面では乖離が拡大する時もあります。
国内ETFは個人投資家が安心して投資できる対象たりえるのか、今後も定期的にチェックしていきたいと思います。

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