【特別寄稿】 世界でいちばん割安なのはどの国?世界各国のバリュエーション表(2012年9月版)

前回、特別寄稿いただき好評だった「【特別寄稿】 世界でいちばん割安なのはどの国?世界各国のバリュエーション表(2012年8月版)」ですが、読者のタカちゃんさんがアップデートして2012年9月版を作ってくれました。

PERだけでなく、PBR、ROE、実質実効為替レート、長期金利、配当利回り、益回り、内部留保率、配当成長率といった各種指標を網羅的にまとめたデータは貴重です。

「バリュエーション表の使い方」のところで、毎回違った内容の解説がされています。
その部分だけ読んでもためになると思います。

以下、特別寄稿「世界でいちばん割安なのはどの国?世界各国のバリュエーション表(2012年9月版)」です。


世界各国のバリュエーション表
タカちゃん作成)

世界各国のバリュエーション表(2012年9月版)
(クリックで拡大します)

バリュエーション表の使い方その3
タカちゃん作成)

10月17日にアップされた、2012年9月版の期待リターンの解説では名目GDPのデータに誤りが見つかった為、訂正します。
今回は私の単純ミスであり申し訳ありません、この場を借りてお詫びいたします。
今回は投資家の「期待収益率」は「株式益利回り」+「名目経済成長率」だと考える事にします。
前回同様に、スウェーデンのデータを元に考えてみます。
なお、参考までに日本のデータとも比較してみましょう。
バリュエーション表では丸め誤差の影響で少数第2位に影響が出ている為、
PERから小数点以下第4位を四捨五入して株式益回りを求めています。

そこで参考になりそうなサイトは↓
http://ecodb.net/country/SE/imf_gdp.html#ngdp

このデータを元に期待リターンを考えます。
まず、スウェーデンの名目経済成長率の予想を出します。
2011年3536.91→2012年3631.40(単位:10億スウェーデン・クローナ)
2012年は推計値ですから、変わる可能性がありますが、このデータから2012年の予想名目経済成長率を考えます。
3631.40/3536.91≒1.02672(約年2.672%)

日本も同様に考えます。
2011年468191.10→474558.64(単位:10億円)
474558.64/468191.10≒1.01360(約年1.360%)

スウェーデンから求めます。
株式益回り=6.897%なので・・・
期待リターン≒6.897%+2.672%-1.44%+0.778%=8.907%(注意:スウェーデンの長期金利は8月、日本は9月末で計算)。

日本は
株式益回り=5.405%なので・・・
期待リターン≒5.405%+1.360%=6.765%

どちらも円換算利回りですが、小数点第一位までで考えてください。
期待リターンの格差は約年2.1%にもなります、機関投資家がヘッジファンドを作る理由の1つとしてこれが挙げられます。
また、この事からも「ハイリスク・ハイリターンの市場」「ハイリスク・ローリターンの市場」が混在して出てくる事が分かると思います。

配当成長率は現地通貨ベースでスウェーデンでは年2.672%、日本は1.360%と考えて良いでしょう(配当性向が一定とした場合)。
この配当成長率を円ベースに直す処理がありますから、そこを含めて計算します。
1000000JPYでスウェーデン株式を買った場合での配当の推移を計算します。

1年後=1000000JPYx0.0373x1.02672/1.0144x1.00778=38046JPY
2年後=38808JPY
・・・・・・・・・・
5年後=41186JPY
・・・・・・・・・・
10年後=45477JPY

「経済成長率=利益成長率」としているので、配当性向が一定ならば「経済成長率=配当成長率」として計算できます。
なお、スウェーデンの方が長期金利が高いですから「高金利通貨は低金利通貨に対して長期的に下落する」
と言う基本常識から円換算利回りは少し下がります。

今回は、名目経済成長率を元に期待リターンの推定と配当成長計算をしましたが、専門家の間では異論を唱える方もいます。
ですから、このやり方に対して異論があるかたは是非、ご自身で期待リターンと配当成長率を計算してみてください。

現実的には、2012年の名目GDPは推計値なので、上記の計算でもかなり誤差を含んでいると考えられます。
また、経済成長率は変動するので、期待リターンも変動すると考えられます。
最後に、日本株式の期待リターンが6%台なのに、何故、日本株は20年以上低迷しているの?と言う疑問もあると思います。
これについては、色んな説がありますが、昔の日本はPERが元々高く、
最近になってPERが先進国の上限付近まで下がってきた事が一因とされている他、
経済成長率ではなくてROEが他の先進国に比べて極端に低くかつ何かあるとマイナスになるほど不安定と言う説もあります。
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