物価連動国債の価格は、物価だけでなく金利の影響を受けるのか?

水瀬ケンイチ

マネックス証券で、物価連動国債ファンドがノーロード化されました。

その物価連動国債について、ブログのコメントで少し議論になりました。
論点は、

物価連動国債の価格は、金利の影響を受けるのか?

という点です。
物価連動国債は、その名のとおり、物価指数に連動して元金が変動する国債です。だからインフレヘッジができます。この説明は、どこにでも書いてあります。
この説明からイメージすると、物価指数に完全連動する、物価指数インデックスファンドのようなものではないかと連想する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えば、物価指数が10%上がれば、物価連動国債も連動して10%上がる、みたいな。
僕もそんなイメージを持っていました。

一方で、物価連動国債というくらいだから、これは債券です。
そうすると、「金利が上がると価格は下がり、金利が下がると価格が上がる」、という債券の基本原則が当てはまり、金利の影響を受けるはずだよなぁ?

ここで悩んだわけです。
物価連動国債は、
(1)物価の影響だけを受ける。
(2)物価の影響+金利の影響を受ける。
どっちだ??


日本のゼロ金利解除(=金利上昇)がカウントダウン状態であると言われている昨今、これは結構重要な問題ではないでしょうか。デフレ脱却などと言われ、物価がぼちぼち上がってきそうな雰囲気ですが、インフレヘッジを目的に、せっかく物価連動国債ファンドを買っても、金利上昇の影響で、基準価額がガンガン下がってしまったら、元も子もないですから。

自分なりに色々調べてみました。
物価連動国債が、物価に連動することは、証券会社や財務省のWEBサイト等いろいろなところに書いてあります。
しかしながら、他の国債と同様に、金利の影響を受けるのかどうかについては、直接記述している情報がなかなかありません。
ああ~、分からん!!

悶々としている中、読者の方から、ズバリ回答が寄せられました。

物価連動国債の価格は、金利変動の影響を受ける。

更に、わかりやすく説明してくれているWEBページを教えていただきました。感謝、感激です。(T.H様ありがとうございます!)

https://japan.pimco.com/JP/Education/Pages/Bond-Basics_2014_Bond_1_saiken.aspx

国際的に債券投資で名を馳せるPIMCOのWEBページでした。
そっちか!そもそも、日本で物価連動国債ができたのはここ最近のことです。しかも、まだ個人には解禁されていません。どうりで、財務省や日本の証券会社のWEBページが詳しくなかったわけです。

知っている人からすればどうってことない問題かもしれません。
しかし、僕が引っかかったのと同様に、引っかかる方がいないとも限らないと思い、記事に残しておきたいと思います。

P.S
事実が分かった結果、やはり、日本の物価連動国債ファンドに投資するのは、当面見送った方がいいかもなぁ。
関連記事
Posted by水瀬ケンイチ