外国債券クラスの為替リスクはどの程度か

2013年1月現在、私は「外国債券クラスほぼ不要論」を支持しています。

主な理由は、過去に何度かブログにも書いていますが、

・長期的には購買力平価が意外に強力で、外国債券の期待リターンは国内債券と同じであるという考え
・過去データを見ると、外国債券クラスはリターンが低い割にはリスクが高い
・為替リスクはなるべく外国株式クラスに振り向けたい

といったところです。山崎元氏の論説と外国債券クラスのリスク水準のデータをあわせて判断しています。

外国債券クラスはリーマン・ショック後の円急騰で大きなダメージを受けました。これを含み損のまま一気に損切りして国内債券クラスに乗り換えることには、些かの抵抗がありました(これがダメだと山崎氏には叱られますが…^^;)。なので、追加投資のみ外国債券をやめて国内債券に切り替え、既に投資していた分はキープしながら、今まで円安傾向になるチャンスを待っていました。

最近の円安傾向を見るにつけ、いよいよリアロケーションの時が来たかなと感じています。そこで、外国債券クラスを売却する前に、実際、私が運用していた期間、外国債券クラスは為替の影響をどの程度受けたのか確認してみました。そして驚きました。

photo20130117.gif

これは、私が保有している「SMT グローバル債券インデックス」(青い線)と「円ドル」(赤い線)のグラフです。

ご覧のとおり、赤い線が円高(ドル安)になると、反対に青い線の外国債券ファンドが下落しているのが分かります。「SMT グローバル債券インデックス」は、北米の構成比率が大半を占めているからでしょう。もちろん、金利水準(や他の通貨)との関係も影響を受けますが、対称的な「グラフの形」を見る限り、円ドルの影響を大きく受けているということが分かります。

外国債券クラスは、「債券」としての価格変動(金利動向)がメインだと思われがちですが、「外貨」としての価格変動(為替動向)の影響を大きく受けてしまうのですね。

この為替リスクの影響の大きさを見るにつけ、私が「外国債券クラスほぼ不要論」を支持している理由のひとつである、「為替リスクはなるべく外国株式クラスに振り向けたい」という思いをあらたにしました。そもそも、債券クラスは株式クラスのリスクのクッションになってほしいのに、外国株式クラスといっしょになって為替の影響を大きく受けてしまう外国債券クラスは、クッションがフニャフニャすぎだと実感しています。

というわけで、そろそろ外国債券クラスから撤退して、国内債券クラスに乗り換える予定です。なお、乗り換える先の商品が何かは、「2012年12月末のアセットアロケーションと主な構成商品」をご覧ください。


※個人的な考えなので他人に強制するつもりはございません。言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。
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