株高で浮かれる世の中、浮かれず淡々としているインデックス投資家たち

昨年11月から日本株式の上昇が続いています。それによって、ポートフォリオの損失がプラ転、あるいは利益が拡大している投資家が多いようです。

投資関係の景気の良い話がたくさん流れています。つい先日も日経で、8億円を運用する個人投資家(グロース投資家のようです)が引退するというニュースが華々しく流れていました。

リーマン・ショック後、休止状態だった投資ブログが、ここへきていきなり息を吹き返しはじめる事例も散見されます。

毎度のことながら、株価が(特に日本株式が)上昇してくると、世の中が急に投資モードになってきます。一例として、マネー誌ではない一般誌に、株特集やら投資特集やらが組まれるようになってきます。

直近の一般誌を見てみると、こんな感じです。

◆週刊ポスト 2/15・22号
年俸100億円「伝説のサラリーマン」は今こんな株を買っている
「安倍バブルの正体」「上昇相場の行方」「今、買うべき銘柄」――すべての答えがここにある!
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◆女性セブン 2月21日号
割引券、商品券に人気化粧品、番組見学も「株主優待」こんなにお得です!
2月、3月は権利ゲットのチャンス! 株初心者にも超わかりやすく解説!
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◆週刊現代 2月16・23日号
すごいことになってきた 爆走するアベノミクス
もう止まらない 「安倍バブル」あっという間に株価1万2000円
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また、日経新聞によると、ネット証券各社のコールセンターへの問い合わせ件数が急増しているらしいです。その多くは、「口座のパスワードを忘れた」という相談だそうです(該当記事)。株価上昇のニュースを見て、「おっ、そろそろまた投資でもするか」と重い腰を上げようとしたらパスワードを忘れてログインできない!急いで教えて!という流れでしょうか。

つい数か月前まで、一般誌は株などに目もくれなかったし、金融業界の人間ですら「日経平均は死んだ」などと言っていたし、当の個人投資家も日本株式は下落し続けるという根拠のない自信に満ちあふれていました(該当記事「今後日本株は下落するのに、なぜ日本株式インデックスに投資するのですか?」)。

それが先ほどのような株高に浮かれた状況です。
過去何度も何度も繰り返されてきた恒例行事ですので、今更これを嘆くつもりはありませんが、人間というのは(自分も含め)ほんとうに学ばない生き物だなとつくづく思います。


さて、インデックス投資家はどうでしょう。私の相互リンクブログを見ても、皆さん何も変わらずいつもどおりの平常運転のようです。
先日、「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ #33」に参加してきましたが、皆さん実に落ち着いたものでした。

相場が良い時も悪い時も、広く分散された低コストファンドを淡々と積み立てているようです。株価が上がっても、投資額を増やしたり株式の比率を高めたりはしません。むしろ、所定のアセットアロケーションを守り、リバランスをしっかりやろうというお話をあちこちで見聞きします。

ただし、少々マニアックな話になりますが、インデックスファンドから海外ETFへのリレー投資については、インデックスファンドの損益がプラスマイナス0の時がいちばん税効率がよいです。もし、リレー投資をお考えで損益状況がプラスマイナス0付近のかたは、チャンスかもしれません。基本的に同じ指数を売り、同じ指数を買いなおすだけですので、おおまかなリスクと期待リターンは変わりませんが。

今回の株高を受けてやるべきことはそれくらいでしょうか。相場が良い時も悪い時も、将来の株価動向は読めないという前提に立ち、自分のリスク許容度に応じた広く分散されたポートフォリオをもって、慌てず騒がず淡々と市場に居座り続けたいですね。


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