【特別寄稿】 世界でいちばん割安なのはどの国?世界各国のバリュエーション表(2013年2月版)

ご好評いただいている、読者のタカちゃんさんによる特別寄稿「世界でいちばん割安なのはどの国?世界各国のバリュエーション表」、2013年2月版が寄せられました。

PERだけでなく、PBR、ROE、実質実効為替レート、長期金利、配当利回り、益回り、配当成長率といった複数指標を網羅的にまとめたデータは貴重です。

「バリュエーション表の使い方の留意点」のところで、毎回違った内容の解説がされています。今回は「株式市場はハイリスク・ハイリターン、ハイリスク・ローリターンの市場があるって本当?」です。そこだけ読んでもためになると思います。

以下、特別寄稿「世界でいちばん割安なのはどの国?世界各国のバリュエーション表(2013年2月版)」です。


世界各国のバリュエーション表
タカちゃん作成)
photo20130318.jpg
(クリックで拡大します)


バリュエーション表の使い方の留意点
タカちゃん作成)

タイトル:株式市場はハイリスク・ハイリターン、ハイリスク・ローリターンの市場があるって本当?

過去の先進国株式パフォーマンスを見てみましょう。

ここではMSCIベースの先進国の株価指数からどの程度のリターンがあったのかを見ていきましょう。
期間2013/02/28までの過去15年間の株式パフォーマンスです。
なお、15年前を100とし、ドルベース、円ベース、円ベース年率換算、リスクを示します。

デンマーク  441:326:リターン年+8.2%:リスク23.8%
スウェーデン 359:265:リターン年+6.7%:リスク31.2%
米国     188:139:リターン年+2.2%:リスク19.6%
日本     123: 91:リターン年-0.6%:リスク18.6%
MSCI KOKUSAI 202:147:リターン年+2.6%:リスク20.3%

出典:私のmyINDEXより。

この期間に関しては先進国の株式パフォーマンスは円換算で年率2.6%ぐらいと考えられます。
高福祉国家として知られるデンマーク、スウェーデンは先進国としては突出して高い事が分かります。
この手のデータを突き止めた時は、何故、高福祉国家の株式パフォーマンスが高いのかを調べてみる事です、必ず理由があります。
パフォーマンスが高ければ、それなりの理由があり、パフォーマンスが悪ければ、それなりの理由がある筈です。
よく見ると各国ともにリスクが違います、スウェーデン、デンマークはリスクは高めです。
一見、ハイリスク・ハイリターンの原則に従っているようにも見えますが、実は違います。
そこで無リスク資産(ここでは金利0%と仮定して)を組み入れて「デンマーク:無リスク資産=50%:50%」「スウェーデン:無リスク資産=50%:50%」のポートフォリオを見てみましょう。
「デンマーク:無リスク資産=50%:50%」 :リターン4.10%、リスク11.90%
「スウェーデン:無リスク資産=50%:50%」:リターン3.35%、リスク15.60%
明らかに米国、MSCI KOKUSAIに比べてリスクが低く、リターンが高いです。
こんな時はシャープレシオで見てみる方法があります。
現実のマーケットはシャープレシオで見てみるとハイリスク・ハイリターン、ハイリスク・ローリターンの国があります。
その辺りをきちんと考えていくと、もっと少ないリスクで希望のリターンが取れるマーケットが見つかるかも知れません。
是非、気になった国があれば調べてみましょう。

ここに挙げた事例は過去のものであり、将来を保証する物ではないので、最終的な判断は自己責任でお願いします。
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