恐怖指数の日経平均版、日経平均VI先物指数連動のETNが登場

水瀬ケンイチ

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恐怖指数(VIX指数)の日経平均版、日経平均ボラティリティ・インデックス先物指数に連動するETN(指標連動証券)が登場します。

東京証券取引所 東証からのニュース
2013/03/27 4月19日(金)、新しいETNが5銘柄上場します ~野村グループ、「NEXT NOTES」シリーズ第2弾~

商品概要は以下のとおり。

NEXT NOTES 日経平均VI先物指数 ETN(銘柄コード:2035)
 日経平均VI先物指数連動・信託報酬 年率0.95%


投資家心理を示す数値として、恐怖指数(VIX指数)は割と有名です。相場(投資家心理)が荒れた時に上昇するとされている指数です。VIX指数に関連する先物に連動するETF・ETNが日本の証券取引所にも上場されていて、上場以来、一定の人気を誇っています。

しかし、VIX指数が米国S&P500のボラティリティ・インデックスであることを知らない日本人投資家にけっこう会ったことがあります。彼らは、自分の投資家心理の感覚とVIX指数のETF・ETNの値動きが全然合わないとしきりに嘆いています。

普通に考えて、米国のS&P500より、日本人が慣れ親しんでいるのは日経平均です。そのボラティリティ・インデックスに関連する先物に連動する本ETNの方が、使いやすいのではないかと思います。日経平均が荒れると予想されるときにサッと買って、一段落したらサッと売る。そういう稼ぎ方にぴったりのETNだと思います。

ただし、VIX先物指数に連動する商品としての注意事項が本ETNにもあてはまりますので、あらためて書いておきます。

日経平均VI指数そのものと違い、日経平均VI「先物」指数は、先物の限月間価格差のせいで平常時は減価し続けることが多いという特性(コンタンゴといいます)があります。

本ETNの商品概要を見て、「そうか、では普段お守りとして持っていれば相場暴落時の保険になりそうだ」と思ってしまうと危険です。平常時は、どんどん減価していきますので、長期保有のお守りにはなりません。

相場がある程度読めるかたにとっては、手軽で便利なツールなので、短期的にピンポイントで活用されたらよいと思います。本ETNはそういう商品です。


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