日興アセット・東証のETF勉強会に参加。上場日経225ミニ(1578)のメリットを大胆にまとめてみた

先日、日興アセットマネジメントETFセンター長今井幸英氏のETF勉強会(東証主催)に参加してきました。

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場所は日興アセット本社内の日興AMファンドアカデミー東京(ミッドタウン)校。講師はもちろん今井氏と東証のかた3名、そして投信ブロガーのゆうきさん、kenzさん、吊られた男さん、私水瀬の4名でした。テーマは「上場日経225ミニについて」、これはマニアックな予感がする……。

上場日経225ミニ(1578)は、国内株式ETFでは初の現金型(金銭信託型)ETFで、今までのETFと比べて設定・解約に必要な最低金額や、取引所で売買する最低取引単位がより少額に設定されているのが特徴です。1578の凄さをきちんと理解するには、ETFの内部の仕組みを理解する必要があります。

投資家がETFを買う時に指定参加者からETFを受け取り、市場からBASKETを買い、翌日、指定参加者がETFに設定申し込みをし、更に翌日、指定参加者が市場からBASKETを受け渡され、投資家が指定参加者に資金を受け渡し、指定参加者はETFにBASKETを受け渡し、指定参加者がETFからETFを受け渡され、投資家にETFを受け渡すという過程において、1日遅れる可能性が発生するので、それを解決する4つの方法があるがそれぞれにメリット・デメリットがあり……

ぬわああああああ!!よく分からん!!

となった皆さま、大丈夫です。東証のかた曰く、「金融機関の方でも分かっていただけないことがある」内容とのこと。そこで、勉強会の内容を聞いて水瀬がない頭で考えた、個人投資家にとって本当に大事な部分を「大胆に」まとめてみます。

・ETF内部の受け渡し等の仕組みは、数十億円の大口投資家でない限りすべて割愛(おい!)
・1578は1000円ちょっとから買える(ただし売買手数料に注意。松井証券推奨)
・1578は既存の日経225の1330と比べて基準価額と市場価格の乖離が発生しにくい
・1578のスキーム(金銭信託型)を他のアセットクラスにも広げる可能性あり

これだけです。私たち個人投資家は、ETF内部の受け渡し等パターン等詳しい仕組みを理解しなくても、そのETFの本質的な特徴を押さえていればよいと思います。ちょうど、車の運転をするのにエンジンが回る仕組みを知らなくてもよいのと同じです。
(どうしても理解したい方は、日興アセットのコラム参照のこと。しっかり書いてあります)

その意味では、「少額から買える」「乖離しにくい」という特徴を押さえておくことは重要です。たとえば、日本版ISAで100万円ぴったり投資したいけど数千円端数が出た場合の埋め合わせ等に重宝しそうです。また、このスキームで乖離しにくい新興国株式ETFなんかが今後出てきたら面白いと思います(もっとも、時差や需給の関係で乖離0にはならないと思いますが…)

勉強会では、質疑応答の時間があり、上場日経225ミニ以外の話も出ました。

・上場MSCIコクサイ株(1680)が分配金を出したのはなぜか?
→インデックスから上振れたのでインデックスに正確に連動させるために分配した

・インデックスから上振れするETFがあってもいいのではないか?
→ETFはロング用途だけでなくショート用途もあるため、空売り側に不利になる上振れはダメ

・1680、1681が先物運用をしているが、現物化するという話があったがどうなったのか?
→当面先物運用のままでいく見込み

・金銭信託型のスキームを使ってもいいのでバリューインデックスETFを出してほしい
→要望は心に残っている(水瀬注:前回のETF勉強会でも要望していたので)


日興アセットのETF部門は、WEBサイトもしかり、この勉強会もしかりですが、運用を投資家にできるだけディスクローズしようという意欲を感じます。「どこかでサヤ抜きされているんじゃないだろうか…?」と常に疑心暗鬼(笑)の投信ブロガーだけでなく、ふつうの個人投資家にとっても、運用の透明性が高いことは安心材料のひとつになると思います。

このレポートが何かのお役に立てば幸いです。

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※当ブログ記事は、勉強会の内容を水瀬の解釈でまとめたものです。内容の正確性には最大限配慮しておりますが、間違い・曲解等の可能性があることをご了承ください。ご指摘いただければできるだけ早く対応いたします。
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