ニッセイアセットがインデックスファンド専用WEBページを立ち上げ。各社のページを比較してみよう

水瀬ケンイチ

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販売会社や運用会社ではなかなか取り上げられないインデックスファンドについて、ニッセイ アセットマネジメントが専用WEBページを立ち上げています。

ニッセイ アセットマネジメント スペシャルコンテンツ
ニッセイアセットのインデックスファンド

先日、信託報酬年率0.3%台の「<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド」をニッセイ アセットマネジメントが設定するという記事を書きましたが(該当記事)、その後、このインデックスファンド専用WEBページも立ち上げたようです。中の人のインタビュー記事もアップされており、この低コストインデックスファンドを設定した経緯がわかります。


最近は、各運用会社でもインデックスファンドシリーズの専用WEBページを立ち上げています。例えば、

・三井住友トラスト・アセットマネジメントのSMTインデックスシリーズ
・三菱UFJ投信のeMAXISシリーズ
・野村アセットマネジメントのFunds-iシリーズ
・SBIアセットマネジメントのEXE-iシリーズ

などなど。

他にも、各社のインデックスファンドシリーズには、日興アセットマネジメントの年金積立シリーズや、みずほ投信のMHAMインデックスファンド、DIAMアセットのパッシブ・ファンドシリーズ、プルデンシャル・インベストメント・マネジメント・ジャパンのPRUマーケット・パフォーマーシリーズなどがありますが、残念ながらインデックスファンド専用ページと評価できるようなものはありませんでした。

投資家にとって低コストなインデックスファンドは、運用会社や販売会社にとって薄利な商品です。だから、販売側としては積極的なPRをしづらいのでしょう。コストがかさむテレビや新聞等のメディアでのPRは、利幅が厚い高コスト商品が中心となっています。加えて、インデックスファンドは自社の高コストファンドと競合するという面もあり、比較的コストがかからないWEBページですら、昔はほとんど見られませんでした。

最近になってようやく、販売会社や運用会社のインデックスファンドのコンテンツが充実してきています。それでも、充実度には濃淡があり、それにより販売会社や運用会社のインデックスファンドに対する態度が透けて見える状況になっています。

個人的な評価ですが、現時点(2013年6月22日)の各運用会社のインデックスファンド専用WEBページの評価は以下のとおり。

いちばん充実していると感じるのは、コンテンツの質と量を兼ね備えている三菱UFJ投信です。各インデックスファンドについての基礎的情報はもちろん、積み立てシミュレーションツールや、設定来の基準価額データをCSV形式でダウンロードできたり、日々の基準価額をメール配信、RSS配信、XML/JSON形式で公開したりと、投資家への情報開示手段の提供に並々ならぬ意欲を感じます。他社もぜひ真似してもらいたい高レベルな情報発信です。

次に、野村アセットマネジメントです。こちらは、静的ページが中心であるものの、インデックス投資の理論的背景や考察がとても充実しています。基礎的情報に加えて、テールリスク、リスクパリティ法、ヘッジファンドの手法など、かなり突っ込んだ内容にも踏み込んでおり、インデックス投資の中上級者もうなるコンテンツとなっていると思います。

その次はSBIアセットマネジメント。厳密にはインデックスファンドではなく、複数の海外ETFに投資するファンド・オブ・ファンズという特徴もあり、ETF関連情報が充実しています。また、「ブラックジャックによろしく」風のマンガでインデックスファンドを解説するという一風変わったコンテンツを提供しています。

その次は三井住友トラスト・アセットマネジメント。ここの専用WEBページはいちばん古くからあり、インデックスファンドにまつわる充実したコラムを提供してくれていました。ただ、近年会社が合併したこともあり、最近はコンテンツの更新が止まっているのが少々残念です。

そして、今回のニッセイアセットマネジメントですが、出来てばかりということと、まだ3本しか商品がないということもあり、コンテンツは今後に期待といったところだと思います。ただ、「スペシャルコンテンツ」という建て付けで、メインページからはお知らせでしかリンクされていないのが、やや不安を感じます。今後、商品の充実とともに、運用会社のメインコンテンツのひとつに格上げされるといいなと思います。

こうして比較してみると、コンテンツ情報量が豊富なところ、貧弱なところ、継続更新しているところ、更新停止しているところ、独自ドメインを取って運営しているところ、メインコンテンツのメニューからリンクしていないサブディレクトリでひっそり運営しているところなどなど、いろいろ違います。

インデックスファンドは、人ひとりの人生を預かる長期投資のツールとして「ゴーイング・コンサーン」(永続の前提)が求められる商品です。しっかり地に足をつけて運営されているのか、いつでもやめられるような感じで運営されているのか。インデックス投資家の皆さまにおかれましては、専用WEBページを見比べてみるのも面白いと思います。
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Posted by水瀬ケンイチ