なぜ、交際相手がいない比率は男女で違うのか?

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人間、時にどうでもいい考えに取り憑かれてしまうことがあります。

先日、昼休みにスマホを見ていたら、あるニュースが目にとまりました。「交際相手いない若者、男性6割・女性5割」(該当記事)というものです。

(投資とは関係のない雑談です。ご興味があるかただけご覧ください)

Yahoo! のトップページに出ていたので、ご覧になったかたもいらっしゃるかもしれませんね。同じような調査は、昔からよく見かけますが、いつもだいたい女性よりも男性の方が恋人がいない比率が高いという結果になっています。これを見てどう思いますか。

どうって言われても、苦笑いしたNHKのアナウンサーの「いやあ、男性には厳しい世の中ですね」みたいな感想を抱いたところで、次の瞬間にはもう忘れて別のことにとりかかる……。多くのかたにとっては、その程度の情報だと思います。

でも、でもですよ。これっておかしくないですか?

なぜって、たいてい男性と女性が交際するわけですから、交際相手がいない比率も男女でだいたい同じになるはずじゃないですか。交際相手がいない比率が男女でそんなに違うのはおかしい! この手の調査結果を見かけるたびに、密かにずっとそう思ってきました。

たまたまその時、となりの席の女性社員(以下Aさん)が、食後のコーヒーをすすりながら暇そうにスマホをいじっていたので、該当ニュースを見せてみました。

水瀬 「Aさん、このニュースによると交際相手がいない若者が、男性6割・女性5割なんだって」
Aさん 「へぇ~、男性は大変ですね」(こちらを見ずに)
水瀬 「でも、これっておかしくないですか?」
Aさん 「何がですか」
水瀬 「男性と女性が交際するわけですから、交際相手がいない比率は、男女でだいたい同じになるはずじゃないですか」
Aさん 「!?」(なぜか驚いた顔)
水瀬 「なかには同性相手に交際する人がいるかもしれないけど、10%も差が出るのはおかしくないですか?」
Aさん 「そ、それは……。そうだ!ニュースをよく読んでみれば何かわかるかも」

ニュース記事を読み込むAさん。さすが、「何かを判断するためには、まず事実(ファクト)を確認」という仕事の基本動作がなっている。しぶしぶいっしょにニュースを見たのですが、ここで私のミスが発覚します。

よく見ると記事の後ろの方に、「異性の交際相手も友人もいない割合は男性で約6割、女性で約5割に上っている」と書いてあります。記事後半でしれっと「友人」という要素が付加されているではありませんか。しまった!タイトルに騙された!?

Aさん 「ほら! 交際相手だけじゃなくて友人も含まれてるから、男女比率に差があってもおかしくない」
水瀬 「ぐぬぬ……」

たしかに、「交際相手はいないが、異性の友人はいる女性」がたくさんいるであろうことは想像に難くない。でも、自分が過去たくさん見てきた恋愛調査結果は、純粋に「交際相手」がいない比率だったような……くそっ、ファクトがほしい。ファクト、ファクト、ファクト!

その時、スマホを握る私の両手フリック入力は、普段の9.99倍のスピードを記録していたと思います。

水瀬 「ハァハァ、これ見て! このリクルートの調査でも、未婚で恋人がいない比率が男性77%、女性66%でやっぱり10%くらい差がありますよ」
Aさん 「チッ」
水瀬 「ほら、やっぱりおかしい」
Aさん 「えーと……それはきっとアレでしょアレ」
水瀬 「アレってなんですか?」
Aさん 「えーと……男性が二股かけてるとか……」(なぜか遠い目)
水瀬 「えっ」
Aさん 「……そうだ、そうだ、そうだ、そうに違いない!」
水瀬 「ちょ、ちょっと待って」
Aさん 「10%の女性が二股かけられてる。男ヒドいじゃないですか!」
水瀬 「私はやってないって」
Aさん 「だいたい男ってなんで二股してんのにいつもそうやって●※□#▲(以下略)」

二股というキーワードで何かのスイッチが入ってしまったAさんにより、予期せぬピンチに追い込まれる私。

これは「地雷」だ。私は自分のどうでもいい考えを他人様に開陳するという愚行で、貴重な昼休み時間を無駄に使わせてしまったばかりか、あろうことか他人様の地雷を踏んでしまったのだ。

しかし、ここは酒の席ではない。昼休みのオフィスである。トラブルには多少の支援が期待できるのではないか。そう思い、向かいの席で弁当を食っている20代草食系男子に目をやった。彼はいつものとおり我関せずで、助け舟を出してくれる様子は微塵もない。

落ち着け私、考えろ、考えるんだ。
いつの間にか、男女比率の違いについて、私の方が、頭フル回転で分析する側になっていた。

水瀬 「そ、そうだ!もしかしたら……」
Aさん 「なんですか」
水瀬 「女性のミエで、本当は恋人がいないのに『いる』って答えてるとか」
Aさん 「女性のミエってなんですか!失礼じゃないですか。勝手に決めつけて!」
水瀬 「」

ばかやろう!火に油を注いでどうする!? >私

水瀬 「そ、そうだ!ニュースをよく読んでみれば何かわかるかも」
Aさん 「それさっき私が言いました」
水瀬 「」

汗をかきかきもう一度確認してみると、「リクルートブライダル総研が20~30代の独身男女(2000人)に調査を行いました」という一文に目がとまりました。

水瀬 「これ、調査対象が20~30代だけだ」
Aさん 「だったらなんなんですか。普通そんなもんでしょ」
水瀬 「もし30代女性が、40代男性と付き合ってたら……」
Aさん 「あっ……」

つまり、こういうことです。調査対象になっている20~30代の男女比率は同じでも、その交際相手は調査対象以外の年代(10代とか40代とか)の可能性が十分あるので、男女比率が違っていても全然おかしくない。これはミエや二股といった把握しづらい理由ではなく、わりと論理的な理由だと思いました。

Aさんは、「なるほど、年上好きの女性って多いですもんね」などと言って納得していたようでした。私は、これが正解かどうかわかりませんが、恋人がいない比率が男女で違う要因としては、かなり納得感がありました。

結局、長年の自分の疑問に対して、不用意に他人様の地雷を踏んで窮地に追い込まれたことにより、自分で回答らしきものをひねり出すハメになりました。でも、こんなこと、気づく人は要件を見て1秒で気づくのでしょうね。

いろいろな意味で自分はアホだなと恥ずかしく思い入った平日の午後でした。

え? Aさんの過去になにがあったのかって?
たしかに、オフィスでははばかられるような興味深い話ではありましたが、字数が多くなりすぎたようですので、それはまた別のお話。 (EDテーマ: Precious Junk / 平井堅)
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