【特別寄稿】 自分の欲望が膨れ上がったら要注意

水瀬ケンイチ

タカちゃんさんからの寄稿です。実はこの原稿は、前回の記事「【特別寄稿】 世界各国のバリュエーション表(2013年8月版)」のものでした。内容が素晴らしかったので、別個の記事として、ご紹介させていただきます。

以下、特別寄稿「自分の欲望が膨れ上がったら要注意」です。




★自分の欲望が膨れ上がったら要注意
(by タカちゃん

投資をやっている人でお金に魅せられて欲望が膨れ上がって合理的な判断ができなくなり、最後には自滅する投資家が多くいるようです。
人間が生きていく為にはある程度の欲望は必要です。
ただ、投資家としては欲望に対しては常に警戒をしておく必要があります。


☆IBを使いこなすには自分の欲望をコントロールできなければならない

現在はIB(Interactive Brokers LLC)が日本に上陸した結果として、個人レベルでは難しかったヘッジファンドの自作さえも出来るようになりました。
自分で研究した結果として「インデックス+バリュー+グロース+ヘッジファンドで運用」の選択肢は当然ありです。
IBは高度なプロ向けツールですが、それを使いこなすのは所詮は人間です。
その為には、投資のスキルアップは当然ですが、一番重要な事は自分の欲望をコントロールする事です。
どんなに素晴らしいツールがあっても、合理的な判断ができなければリターンの拡大は望めませんし、リスクコントロールが疎かになる恐れがあります。


☆高金利通貨バブルから学ぶべきこと

高金利通貨バブル時代に人間の欲望が膨れ上がった結果として更にバブルを助長したが、その後のリーマンショックで一気に壊滅した。
2005年~2007年にかけては高金利通貨がFXを通じて買われる状況になりました。
「日本は財政破綻するから高金利通貨は有利です」
「ブラジルレアルを買わずに円預金で満足している奴は馬鹿だ」
「日米金利差は4.5%もあるから、米ドルをレバレッジ10倍にして買ってスワップポイントを貰えば年45%の定期預金と同じになる」
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この時代には高金利通貨を買えば儲かると考えた投資家がネットで盛んに宣伝し、スワップポイントを手にする事が資産運用だと考えていました。
そしてスワップポイントを手にする度に投資家の欲望は膨れ上がって既に投資家自身では欲望をコントロールできないレベルに達していました。
そこへリーマンショックがやってきて高金利通貨が大暴落しました。
その結果として、高金利通貨を買った投資家たちが壊滅的なダメージを受けて退場していきました。
今ではネット上では決して登場する事のない負け組に転落し誰からも相手されなくなりました。

☆インデックス投資家の最大の敵は人間の欲望!?

残念な話ですが、インデックス投資家の中には相場の変動に合わせて豹変する姿が見られます。
それでは、合理的な投資判断は下せません。
そうならない為にも、定期的にポートフォリオや投資手法を確認して「あれ!?半年前とは大きくポートフォリオが違っている」など異変に気づいたら人間の欲望に駆り立てられてないのかをチェックしてみましょう。
もう一つ考えられるのは、投資をやっていて相場の変動で他人を攻撃するようになったら要注意です。
インデックス投資で本当の敵はリーマンショックでも世界大恐慌でもありません、人間の欲望をコントロールできなくなる事です。

実際にはこんな事例もあります「「投資しないことがリスク」と豪語の若者「株やらねー」に変心」↓
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/financial/662361/
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Posted by水瀬ケンイチ