国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2013年11月末時点)、ウォッチ銘柄はほぼすべて乖離拡大…
水瀬ケンイチ
個人投資家の期待を集めながらも、基準価額と市場価格の乖離の大きさが課題と言われてきた国内ETF。
海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2013年11月末時点でチェックしてみます。今年7月から追加したiシェアーズ3銘柄(iS先進国株・iSエマージング株・iSフロンティア株)がそろそろ落ち着いてきたのかにも注目です。

(クリックで拡大。クッキリしたグラフが表示されます)
海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2013年11月末時点でチェックしてみます。今年7月から追加したiシェアーズ3銘柄(iS先進国株・iSエマージング株・iSフロンティア株)がそろそろ落ち着いてきたのかにも注目です。

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2013年11月末の乖離率は以下のとおり。
11月はMAXIS 海外株ETF(1550)以外、ウォッチしているすべての銘柄の乖離が拡大してしまいました。
特に、「iSフロンティア株」(1583)の +2.63%という乖離は、多くの方の許容範囲を超えているでしょう。これだけ割高に購入ししまうと、せっかくの信託報酬の安さが、何年にもわたって台無しになるレベルかもしれません。
フロンティア株式クラスには、1583を代替するインデックスファンド等が存在せず、このクラスに投資したい個人投資家は、なかなか苦しいところです。
個人投資家が安心して投資できるように、ETF市場は「買う時も売る時も適正価格」であってほしい。マーケットメイカー等の関係者におかれましては、がんばっていただきたいと思います。
<ご参考>
上記の「MAXIS 海外株ETF」(1550)や「MAXIS トピックス上場投信」(1348)を売買するならカブコムがおすすめです。「フリーETF」対象でいくら売買しても売買手数料が無料なので。以下から口座開設できます(無料)
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日興 上場MSCIコク株(1680) | -0.74% |
日興 上場MSCIエマ株(1681) | -0.73% |
MAXIS 海外株ETF (1550) | -0.05% |
iS先進国株 (1581) | +1.00% |
iSエマージング株(1582) | +0.50% |
iSフロンティア株(1583) | +2.63% |
11月はMAXIS 海外株ETF(1550)以外、ウォッチしているすべての銘柄の乖離が拡大してしまいました。
特に、「iSフロンティア株」(1583)の +2.63%という乖離は、多くの方の許容範囲を超えているでしょう。これだけ割高に購入ししまうと、せっかくの信託報酬の安さが、何年にもわたって台無しになるレベルかもしれません。
フロンティア株式クラスには、1583を代替するインデックスファンド等が存在せず、このクラスに投資したい個人投資家は、なかなか苦しいところです。
個人投資家が安心して投資できるように、ETF市場は「買う時も売る時も適正価格」であってほしい。マーケットメイカー等の関係者におかれましては、がんばっていただきたいと思います。
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