よりスパゲティ感が増したスパゲティ・チャート

水瀬ケンイチ

SMTインデックスシリーズを運用している三井住友トラスト・アセットマネジメントのWEBサイトに、2013年の市場動向の振り返りのレポートが掲載されています。

三井住友トラスト・アセットマネジメントWEBサイト
2014年01月09日 投資のヒント 「2013年の市場動向の振り返り」

おもしろかったのは、そこに掲載されている図です。これは、各アセットクラスの年間収益率とその順位を示しています。

各資産の年間収益率
三井住友トラスト・アセットマネジメントWEBサイトより引用)



この図はいろいろなところで作られている有名なものです。たとえば、こんなところでも作られています。

各アセットクラスの騰落の順位には、規則性や法則性がなく、毎年頻繁に入れ替わります。たとえば、黄色い「新興国株式」のボックスを年ごとに指で追っていくと、激しく上下していることがわかります。ピンク色の「国内株式」でも、緑色の「国内REIT」でも同じことです。

すべてのアセットクラスの経年推移を線でつなぐと、不規則に絡まって見えるので、この図は「スパゲティ・チャート」と呼ばれています。

しかも、この三井住友トラスト・アセットマネジメントのスパゲティ・チャートは、プラスマイナス0%のところに赤いベースラインが横一直線に引かれており、そのベースラインを挟んで上下にボックスが並べてあります。よりダイナミックなスパゲティ感が表現されており、ちょっといいなと思いました。

(一方、青色の「国内債券」など低リスクなアセットクラスについては、あまり絡まないピンそば感が出ており、実態が直感的に分かる感じになっています)

スパゲティ・チャートは、各アセットクラスの将来動向(来年は何が儲かるか)を予測することがいかに難しいかという話に、しばしば引用されます。個人的には、スパゲティ・チャートに金融機関各社の年頭の予想値を重ねて表してみたくなるのですが、無残な荒野が広がることになると思うので、それはやめておきます。
関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ