野村総研が考える「スマート・ベータ」とは

NRI

先日、「スマート・ベータ」に関するブログ記事を書いたところ、ページビューやSNSでの反応を見る限り、多くの読者の方々はポカーン…状態だったようです。

「今までのインデックス投資を上回る新しいインデックス投資」という面白そうな話なのですが、マニアック過ぎたのか、記事の書き方が悪かったのか、いずれにしても反省していたところ、本日、野村総研から「スマート・ベータ」に関するレポートが出ていました。きっと私のブログ記事よりもよくまとまっているはずですので、ご紹介しておきます。


野村総合研究所 金融ITフォーカス 2014年2月号
2014/02/05 スマート・ベータのリスクとコスト

詳しくは上記レポートをご覧いただきたいのですが、要点をざっくりまとめておくと以下のとおり。

  • スマート・ベータ指数とは、時価総額加重の「市場指数」に対して、①特定の属性を持つ銘柄を対象に、②時価総額以外の基準でウェイトを付与することで構成される指数
  • スマート・ベータが関心を集める背景は、①市場指数の非効率性を示す実証的な証拠が蓄積されてきたこと、②アクティブ運用の成果に対する投資家の不信
  • 投資家が注意すべき点①:想定するプレミアムが短期にリターンとして実現するとは限らないこと
  • 投資家が注意すべき点②:パフォーマンスに対する責任の所在が投資家に移転すること
  • 投資家が注意すべき点③:市場指数に比べて複製コストが高いこと
  • 日経JPXインデックス400はスマート・ベータではなくSRIと同様であり、長期のリターンを得るためには必ずしも投資が必要なわけではない

野村総研の主張は、(最後の一文を除けば)概ね同意です。

各スマート・ベータ指数に連動するインデックス商品が、期待されているリターンとリスク水準に実際に収まるのかどうかは不明であり、今後どうなるかをじっくり見守りたいというスタンスだと感じました。少なくとも、保有している伝統的インデックスファンドから、今すぐすべて乗り換えるべきものではなさそうです。

ただ、「JPX日経インデックス400」が作られた「思い」のようなものを汲み取りたい気持ちは分からないでもありませんが、だからといって実際の指数の算出方法(日経平均プロフィル)を無視して、「JPX日経400はスマート・ベータではなくSRIだ」とする意見には賛同しかねます。

指数を算出している日経新聞社自身が、JPX日経400はスマート・ベータだと言ってるんだから(該当記事)それでいいし、変なこだわりで読者を混乱させないで、と思う部分はあります。

それ以外の部分については、スマート・ベータについてよくまとまっていて、とても参考になりました。今後、スマート・ベータが話題になる機会は増えていきそうな気がします。投資するかどうかは別として、私たちインデックス投資家も覚えておいて損はないキーワードだと思います。


<関連する過去記事>
2014/02/02 伝統的インデックスの進化系「スマート・ベータ」との付き合い方
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