国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2014年2月末時点)、MAXIS海外株ETF(1550)が乖離許容値オーバー

水瀬ケンイチ

個人投資家の期待を集めながらも、基準価額と市場価格の乖離の大きさが課題と言われてきた国内ETF。

海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2014年2月末時点でチェックしてみます。昨年7月から追加して半年経過したiシェアーズ3銘柄(iS先進国株・iSエマージング株・iSフロンティア株)がどうなったのかにも注目です。それでは、ご覧ください。

海外資産クラスの主要国内ETFの「市場価格と基準価額乖離率」(2014年2月末)

海外資産クラスの主要国内ETFの「市場価格と基準価額乖離率」(2014年2月末)


 
日興 上場MSCIコク株(1680) +0.28%
日興 上場MSCIエマ株(1681) -0.80%
MAXIS 海外株ETF (1550) +1.13%
iS先進国株 (1581) +0.27%
iSエマージング株(1582) -0.77%
iSフロンティア株(1583) +1.90%


MAXIS海外株ETF(1550)が乖離許容値オーバー

上場以来ずっと乖離しまくっている「iSフロンティア株」(1583)に加えて、今月は、ここ2年くらい安定的に推移してきた「MAXIS海外株ETF」(1550)の乖離率が、個人的許容値であるプラスマイナス1%をオーバーしてしまいました。

同じインデックス(MSCIコクサイ)に連動する「日興 上場MSCIコク株」(1680)の方は、なんともないどころか逆に乖離は縮小しています。「MAXIS海外株ETF」(1550)に何があったのでしょうか。

1550の日次乖離率推移

日次データで見てみると、1月の最終週から2月の第1週にかけて、最大で3%以上も大きくプラス乖離してきたことがわかります。ちょうどその時期は外国株が下げていた時期なので、もしかしたら、いつも以上に1550に買いが入ったのかもしれません。

足元はもとの水準に戻っているようですが、上場後何年か経過したETFでも、何かの拍子に乖離が急拡大することがあるという事実を、覚えておきたいと思います。

個人投資家が安心して長期投資できるように、ETF市場は「買う時も売る時も適正価格」であってほしい。マーケットメイカー等の関係者におかれましては、がんばっていただきたいと思います。


<ご参考1>
「なぜ乖離するのか?」「ベンチマークが違うものを比較できるのか?」等々、このシリーズ記事に対してよくあるご質問に対する見解は、以下の過去記事をご参照ください。

2012/06/02 日興アセット・東証とのETF勉強会に参加。国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」主因が判明!
2014/01/21 ETFの乖離問題についてのよくある誤解

<ご参考2>
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Posted by水瀬ケンイチ