すごいいただきもの、「S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 指数ハンドブック 2014」
水瀬ケンイチ

昨夜、「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ #47」に参加してきました。
投資の初心者の方、詳しい方、プロや著名人の方々が入り混じっての、たいへん盛り上がった会でした。初めてお会いしたブロガーさんや、Facebookで「知り合いかも?」欄にいつも表示される方に実際お会いすることができたりして、楽しい時間を過ごしました。
イボットソンの島田氏とお話をしていたら、当日の昼間は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス主催の「ETFコンファレンス」というイベントがあったとのこと。(ググったら、こんなイベントのようです→ 第6回ETFコンファレンス)
「へぇ面白そうですねー」なんて話していたら、「S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 指数ハンドブック 2014」という冊子をくださいました。これがすごいのなんの。
厚くてツルツルの良い紙で、オールフルカラーの全135ページです。株式、債券、コモディティ、不動産・テーマ、戦略型、ESG・責任投資というカテゴリーに分類されたたくさんのインデックスが、特徴、構成、トータル・リターン、プライス・リターンなどとともに説明されています。
なかには、「S&P グローバル・インベスタブル・シャリア指数」とか「S&P グローバル・イントリンシック・バリュー指数」とか、見たことも聞いたこともない謎のインデックス情報がてんこ盛りで、インデックスオタクとしては興奮ものでした。
まわりにいた方々と指数ハンドブックを眺めながら、「うおお!こりゃすごい」「なんじゃこのインデックスは!?」などとマニアックに盛り上がってしまいました。

こういう圧倒的なバリエーションを目の当たりにすると、日本のインデックス投資環境はまだまだ発展途上だなと思ってしまいます。これらすべてのインデックスに、インデックスファンドやETFのような金融商品が存在するわけでもなさそうですが、需要があるところにしっかり供給があるところが、米国のすごさのひとつかなと感じます。
近年、米国ではETF市場が急拡大しています。多くの運用会社により、ありとあらゆるETFが創りだされていると言っても過言ではありません。運用会社も投資家も、このETFブームの恩恵を受けているはずです。
ただ、このラグジュアリーなハンドブックを眺めて話していたら、このETFブームで儲けているのは、運用会社や投資家ではなく、実は、インデックス自体を提供しているS&Pのような「インデックス・プロバイダー」なのかもしれないなという話になりました。
たくさんインデックスを作っても、ただのデータなので管理に人手がかかるわけでもないし、実際に株や債券を売買しているわけでもないし、投資家が増えて純資産が増えるほど、インデックスの使用料が入ってくる(であろう)というのは、けっこう良いビジネスなのかもしれません。
まるで、「カリフォルニアがゴールドラッシュに沸いた時代に、一番儲けたのは、金を掘り当てた人ではなく、金を目当てにやってくる人を相手に、スコップやジーンズを販売していた人だった」という逸話のように。
指数ハンドブックを肴にそんなことを楽しく話しながら、酒が進みました。
さて、これで終わると、ただの自慢話になってしまいますが、皆さんにも朗報が。指数ハンドブックには、これらの情報はWEBサイトで公開されていると書かれていました。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 各種指数のご紹介
チェックしてみると、ドロップダウンリストで対象カテゴリを選んで、PDFをダウンロードして……とやっていくと、指数ハンドブックと同じような情報(まったく同じかはわかりませんが)を見ることができるようです。一覧性は低いですが、リターン等の情報更新が期待できるので、これはこれで有用だと思います。
本場のインデックスにご興味がある方は、見てみると面白いかもしれません。
なかには、「S&P グローバル・インベスタブル・シャリア指数」とか「S&P グローバル・イントリンシック・バリュー指数」とか、見たことも聞いたこともない謎のインデックス情報がてんこ盛りで、インデックスオタクとしては興奮ものでした。
まわりにいた方々と指数ハンドブックを眺めながら、「うおお!こりゃすごい」「なんじゃこのインデックスは!?」などとマニアックに盛り上がってしまいました。

こういう圧倒的なバリエーションを目の当たりにすると、日本のインデックス投資環境はまだまだ発展途上だなと思ってしまいます。これらすべてのインデックスに、インデックスファンドやETFのような金融商品が存在するわけでもなさそうですが、需要があるところにしっかり供給があるところが、米国のすごさのひとつかなと感じます。
近年、米国ではETF市場が急拡大しています。多くの運用会社により、ありとあらゆるETFが創りだされていると言っても過言ではありません。運用会社も投資家も、このETFブームの恩恵を受けているはずです。
ただ、このラグジュアリーなハンドブックを眺めて話していたら、このETFブームで儲けているのは、運用会社や投資家ではなく、実は、インデックス自体を提供しているS&Pのような「インデックス・プロバイダー」なのかもしれないなという話になりました。
たくさんインデックスを作っても、ただのデータなので管理に人手がかかるわけでもないし、実際に株や債券を売買しているわけでもないし、投資家が増えて純資産が増えるほど、インデックスの使用料が入ってくる(であろう)というのは、けっこう良いビジネスなのかもしれません。
まるで、「カリフォルニアがゴールドラッシュに沸いた時代に、一番儲けたのは、金を掘り当てた人ではなく、金を目当てにやってくる人を相手に、スコップやジーンズを販売していた人だった」という逸話のように。
指数ハンドブックを肴にそんなことを楽しく話しながら、酒が進みました。
さて、これで終わると、ただの自慢話になってしまいますが、皆さんにも朗報が。指数ハンドブックには、これらの情報はWEBサイトで公開されていると書かれていました。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス 各種指数のご紹介
チェックしてみると、ドロップダウンリストで対象カテゴリを選んで、PDFをダウンロードして……とやっていくと、指数ハンドブックと同じような情報(まったく同じかはわかりませんが)を見ることができるようです。一覧性は低いですが、リターン等の情報更新が期待できるので、これはこれで有用だと思います。
本場のインデックスにご興味がある方は、見てみると面白いかもしれません。
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