インデックス投資家、古典SF小説にツッコむ

水瀬ケンイチ

私はいわゆる「タイムトラベルもの」が大好物です。たとえば、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいな、過去へ行ったり、未来に行ったりするやつですね。

(投資とはあまり関係のない雑談です。ご興味があるかただけご覧ください)



そんな話をだらだらツイートしていたら、ネットの師匠から、ハインラインの「夏への扉」をすすめられました。SF小説の古典で、タイムトラベルもののようです。取り寄せて読んでみたところ、とてもおもしろい!


夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
ロバート・A. ハインライン
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ここで小説のストーリーを語ってしまうほど、私は野暮ではありません。あなたのその目でたしかめてみてください。

ところで、本書が書かれたのが1957年、いまから50数年前です。古典らしく日本語訳も言葉遣いが難解で、最初は読むのに苦労しました。

作品中に、架空の「文化女中器(ハイヤード・ガール)」という家事用ロボットが出てきます。えらく時代がかった名前ですが、これは自動床掃除器で、24時間、人間の手をわずらわせずに掃除するというもの。ゴミを求めて部屋をくまなく動きまわり、掃除をし続けます。動力が切れるころに自動的に所定の場所へ戻り、動力をチャージする。

これルンバじゃん! 完全にルンバだよね!

50数年前にルンバの機能と動きを克明に描いていた作者のハインラインさんすごい。ほかにも、「製図機ダン」は現在のCADシステムそのものだし、「トーゼン・チューブ」という外部記憶媒体の概念を描いていたりして、その予言力はSFファンにも一目置かれているようです。

一方で、物語の主人公が30年間の冷凍睡眠(コールド・スリープ)に入る際、保険会社との契約で、自分が冷凍器内にいる間の資産運用法を指示するというシーンがありました。ここで主人公は、2~3の株式に全財産を投資することを選びます。

集中投資すぎるでしょ! 広く分散されたインデックスファンドにしようよ

スミマセン、のめり込み過ぎですね(笑)。このように、まさにどうでもいい瑣末なことにまでツッコミを入れたくなるほど、「夏への扉」の世界観と未来描写は緻密でした。この世界観のなかで、ドラマチックなストーリーが繰り広げられます。

タイムトラベルものと猫好きのかたにおすすめです。いやあ、古典って本当にいいものですね。それでは。


P.S
あとがきを読んで知ったのですが、私が読んだのは「旧訳版」で、いまは読みやすい「新訳版」が出ているそうです。読むならこちらの方がいいかもしれません。

夏への扉[新訳版]
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Posted by水瀬ケンイチ