車は安物買いの銭失いという場合があるが、ファンドは低コストなパッシブファンドがよい

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ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に、パッシブ運用型ETFについて、もはやめずらしくないニュースが出ています。

パッシブ運用型ETFが優位―アクティブ運用株式ファンドは不振
・アクティブ運用型、年前半は不振
 製造後12年経ったBMWの値段は新型車より安いかもしれないが、修理費がかさむことで、かえって高くつくこともある。ファンドへの投資となると、逆のことが真実になる。今年のポイントは、伝統的で単純な上場投資信託(ETF)と、費用がかさむアクティブ運用の株式ミューチュアルファンドの対照的なリターンである。本コラムの助言に従い、1月にアクティブ運用の株式ファンドでなく最も単純なパッシブ運用型ETFを選択した投資家は、わずかな費用にもかかわらず、年初来で大半のファンドマネジャーを上回る成果を上げている。
2014/07/29 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版より)



英語を日本語訳した記事のたとえ話は、いまいちピンとこない場合も多いです。これは要するに、「車は安物買いの銭失いという場合があるが、ファンドは低コストなパッシブファンドがよい」という話だと思います。

アクティブ運用が平均的にはパッシブ運用に負けているというのは、40年前に書かれた「ウォール街のランダム・ウォーカー」(バートン・マルキール著)をふり返るまでもなく、古今東西、あちこちで観測されているデータです。

以前もとりあげた資料になりますが、2010年のモーニングスターの資料によれば、
  • 国内株式型ファンドのなかで、アクティブファンドの半数以上がTOPIXを上回ったのは、過去10年で3回だけ
    (9年連続してインデックスを上回ったアクティブファンドはゼロ)
  • 先進国債券ファンドのなかで、アクティブファンドの半数以上がインデックスを上回ったのは、過去10年で2回だけ
    (2000年、2001年、2006年はインデックスを上回ったファンドは1本もない)
  • 新興国株式ファンドのなかで、アクティブファンドの半数以上がインデックスを上回ったのは、過去10年で3回だけ
    (2003年はインデックスを上回ったファンドは1本もない)
となっています。パッシブ運用はアクティブ運用に「必ず勝つ」わけではありませんが、「平均的には勝っている」という事実は覚えておいた方がよいと思います。

この事実が、当たり前すぎてニュースにもならないくらい浸透するといいのですが、欲の皮がつっぱった投資家が多いからなのか、はたまた、手数料を稼ぎたい金融業界にとって不都合だからなのか、いつまでたっても浸透しません。

せめて、これを読んだあなたは覚えておいてください。

ただし、「パッシブ運用がアクティブ運用に平均的に勝つ」というのは「必ず儲かる」という意味ではありません。リーマン・ショック級の暴落が来れば、パッシブもアクティブも仲良く暴落します。

必ず儲かる投資法なんてない。ミもフタもありませんが、あわせて覚えておいてください。


※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。


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