国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2014年8月末時点)、フロンティア株はまだアカンか

水瀬ケンイチ

個人投資家の期待を集めながらも、「基準価額と市場価格の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2014年8月末時点でチェックしてみます。



国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2014年8月末時点)

日興 上場MSCIコク株(1680) -0.18%
日興 上場MSCIエマ株(1681) -0.19%
MAXIS 海外株ETF (1550) +0.98%
iS先進国株 (1581) +0.58%
iSエマージング株(1582) +0.72%
iSフロンティア株(1583) +1.25%

今月は、iSharesの「iSフロンティア株(1583)」の乖離率が、個人的許容範囲である±1.0%を超えています。この銘柄は上場から1年が経ちましたが、まだ安定しません。しかも割高(プレミアム)状態が続いており、私は買えません。

一方、日興の「上場MSCIコク株(1680)」「上場MSCIエマ株(1681)」は、老舗の余裕か、マーケットメイクがこなれているのか分かりませんが、乖離がごくわずかで優秀です。

個人投資家が安心して長期投資できるように、国内ETF市場は「買う時も売る時も適正価格」であってほしい。マーケットメイカー等の関係者におかれましては、がんばっていただきたいと思います。


<ご参考その1>
「なぜ乖離するのか?」「ベンチマークが違うものを比較できるのか?」等々、このシリーズ記事に対してよくあるご質問に対する見解は、以下の過去記事をご参照ください。

2012/06/02 日興アセット・東証とのETF勉強会に参加。国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」主因が判明!
2014/01/21 ETFの乖離問題についてのよくある誤解
2014/05/22 東京証券取引所「ETF・ETN市場に関する意見交換会」で指定参加者やマーケットメイカーさんのホンネに迫る

<ご参考その2>
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Posted by水瀬ケンイチ