「JPX日経400」初の銘柄入れ替えから1か月。入れ替え後の影響の総括はまだですか?
水瀬ケンイチ

公的年金を運用するGPIFも採用した日本株式インデックス「JPX日経400」の初の銘柄入れ替えが、2014年8月29日に行なわれました。
ちょうど1か月経過しましたが、入れ替え後の影響についての運用会社・シンクタンク等による総括はまだでしょうか。
銘柄入れ替えにさきがけ、8月7日には既に入れ替え銘柄が公表されており、入れ替え前の先回り買い等により、JPX日経400に投資する投資家が不利益を被ることが懸念されていました。
8月7日の入れ替え銘柄公表後、8月29日の銘柄入れ替え実施日までの間に、出て行く銘柄を売りたたき、新たに入ってくる銘柄を買えば、利益が出るというのがシンプルな考え方でしょう。
一方で、あらかじめ入れ替え銘柄を予測し、入れ替え銘柄公表後に動く投資家の考えを先読みして売買していたやり手投資家がいてもおかしくありません。
JPX日経400は、巨額の公的年金を運用するGPIFの運用にも採用されており、日本国民(特に投資家)にとって無視はできない感心事です。運用会社・シンクタンク等の方々は、今回の銘柄入れ替えの影響がどうだったのか、明らかにしてほしいと思います。
インデックスの銘柄入れ替え前後の影響は、過去に日経平均やTOPIXのケースで散々調査し尽くされています。同じ手法であれば、調査に時間はかからないと思います。
ぜひ、調査&公表よろしくお願いします。 m(_ _)m
<ご参考>
2014/08/27 「JPX日経400」初の銘柄入れ替えが8/29。銘柄入れ替え後の影響をきちんと総括してほしい
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