運用コスト年率0.1%以下の米国株バリューETFを含むバンガードETF(VTV、VUG、BNDX)登場
水瀬ケンイチ

バンガード・インベストメンツ・ジャパンは、米国籍株式ETFの「バンガード®・米国バリューETF(VTV)」「バンガード・米国グロースETF(VUG)」、「バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)」が、2014年10月17日より、SBI証券、マネックス証券、楽天証券で取り扱い開始になると発表しました。
商品概要は以下のとおり。
・バンガード・米国バリューETF(VTV)
CRSP USラージキャップ・バリュー・インデックス連動・Total Expense Ratio 年率0.09%
・バンガード・米国グロースETF(VUG)
CRSP USラージキャップ・グロース・インデックス連動・Total Expense Ratio 年率0.09%
・バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF(米ドルヘッジあり)(BNDX)
バークレイズ・グローバル総合(米ドル除く)浮動調整RIC基準インデックス(米ドルヘッジベース)連動・Total Expense Ratio 年率0.20%
ついに、運用コストが年率で0.1%を切る、米国バリュー株のETFが日本のネット証券でも登場しました。こういう商品は、日本ではまだありませんので、米国のETFに一日の長があります。
おりしも、年内の海外株式の特定口座対応を楽天証券が発表したばかりです。多少の手間を惜しまず、本格的インデックス投資をしてみたいかたは、検討する価値はあると思います。
ただし、上記の海外ETFを日本の証券会社で投資しようとすると、「米国株式扱い」になります。
投資するためには為替取引をして米ドルを用意する必要もありますし(一部証券会社では日本円から直接米国株を買うことができるところもあり)、売買手数料が米国株式扱いで日本株式とくらべて割高であったり、分配金にかかる税金が米国と日本で二重課税されるところを、確定申告(外国税額控除)で取り戻す作業が必要になったりと、それなりに手間と一時的コストがかかります。
また、米国株式の取引に関するWEBサイトや関連書籍等の情報は、日本株式や投資信託とくらべて、まだ充実していません。自力で情報を調べることができない方には難しいでしょう。私自身も投資していますが、日本のインデックスファンドへの投資と比べて、手間と一時的コストがかかる「玄人向け」インデックス商品であることは、知っておくべき情報だと思います。
それでもよいということであれば、インデックス投資先進国である米国のバリエーション豊富なラインナップのなかから、巨額の純資産額をほこる超・低コストなETFに投資することができます。
バンガード・インベストメンツ・ジャパンさん、グッジョブ!(;´∀`)b
<ご参考>
上記ネット証券は、以下から口座開設できます(もちろん無料)
・楽天証券
・SBI証券
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