アクティブファンドからパッシブファンドへの転換

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投資先進国の米国では、アクティブファンドからパッシブファンドへの転換が進んでいるようです。

モーニングスター ファンドニュース
2014/10/17 アクティブからの転換、米国では10年間でパッシブファンドが約6倍に増加

その要因として、記事では、直近の純流入額1位のパッシブファンドのリターン(年率19.6%)が、アクティブファンドを含む米国株式ファンドの平均リターン(年率11.1%)よりも上回っていることをあげています。

また、最も純流出額が大きかったアクティブファンド「ピムコ・トータル・リターン・ファンド」で、カリスマファンドマネージャーだったビル・グロース氏が突然の退職で純流出額が拡大したことを例に出して、アクティブファンドはファンドマネージャー交代のリスクがつきまとうことも、あわせて指摘しています。

なるほど、なるほど。よく言われているパッシブファンドのメリット(アクティブファンドのデメリット)のお話です。

投資先進国の米国ではパッシブファンドへの転換が進んでいますが、日本はどうでしょう。直近のデータではないのですが、3年前に下記のブログ記事でデータを取り上げたことがあります。


2011/07/14 日本でインデックスファンドが広がらない本当の理由
(記事中段に、日米のパッシブ比率推移のグラフがありますので、ぜひ見てください)


上記記事のグラフをご覧いただければ分かるとおり、パッシブ比率のトレンドが、日米で真逆になっている(上がる米国、下がる日本)ことに軽いショックを覚えたものです。

この3年間、日本の投信業界がどうだったかを振り返ると、毎月分配型投信に加えて、通貨選択型、カバードコール型など、ゴテゴテと機能を付加することで高コストにしたアクティブファンドの設定・販売に邁進してきたように思えます。

上記グラフのデータの最新版がどうなっているのかが気になります。直近のデータを探しましたが見つかりませんでした。トレンドはあんまり変わっていないような気はしますが……。

ただ、幸いなことに、日本でも低コストなインデックスファンド、国内ETF、海外ETFといったパッシブ投資環境はだんだん良くなってきています。選択肢はあるのです。

日本の金融業界全体のトレンドや思惑がどうであろうと、私たち投資家自身がしっかりと選択眼を持ち、低コストで高品質な商品を賢く選べば、それでよいのではないかなと思います。



ここからは、ちょっとマニアックなかたのための余談です。

アクティブファンドからパッシブファンドへの転換に関することを書くと、「もしパッシブ運用100%になったら市場の効率性が失われ…云々」という反論をよくいただきます。

これについては、バンガード社がよく回答してくれているとおり、人類に「欲」というものがある限り必ず他人を出し抜こうとする者が現れるので、パッシブ運用100%になることはあり得ないだろうと答えます。

なお、上記モーニングスターの記事のデータによると、直近の米国でもパッシブ比率は3割弱(ETFを含めても)にすぎない計算になることを付記させていただきます。

<参考情報>
バンガード・インベストメンツ・ジャパン 投資を学ぶ
インデックス運用は大きくなりすぎたか?

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