ブタで子どもの投資教育なんていかが
水瀬ケンイチ

Photo: 日経電子版
日経電子版に、子どものマネー教育向けの貯金箱の話が掲載されています。
子供の投資教育向け貯金箱、口コミで人気広がる
編集委員 田村正之
米国で爆発的に売れた子供のマネー教育向けの貯金箱が、日本でも静かなヒットになっている。円安株高・インフレ・年金不安などの環境変化を背景に、マネー教育に対する関心が高まっているようだ。
商品は「ハッピー・マネー・ピッグ」。コインを入れる口が「SAVE(貯蓄)」「SPEND(使う)」「DONATE(寄付)」「INVEST(投資)」に分かれていて、それぞれ別の足の裏から引き出す仕組み。
(日経電子版 2014/11/8 より引用)
このかわいいブタの貯金箱は、「自分でやさしく殖やせる 「確定拠出年金」最良の運用術」や「賢い芸人が焼き肉屋を始める理由」などの著者で、I-O ウェルス・アドバイザーズ株式会社社長の岡本和久氏が、以前から金融教育などに活用されていたものです。
岡本氏や投資仲間たちからは「ピギーちゃん」といって親しまれていました。
子どもが貯金箱にお金を入れるたびに、その目的は貯蓄なのか、消費なのか、投資なのか、はたまた寄付なのかを自然に考えるようになるというもの。
お金の使い方については、大人でも、「貯蓄と消費のみ」という人がけっこういると思います。「投資や寄付」にお金を使うという発想自体がない。
でも、それは無理からぬことです。日本ではお金の教育が殆ど行われないのですから。
貯金箱をピギーちゃんにすると、子どものうちから貯蓄と消費だけでなく、投資や寄付というお金の使い方もあるんだと意識できるようになるかもしれません。もちろん、実際に投資や寄付をするかどうかは別ですが。
本当はきちんとしたお金の教育が行われればいちばんよいのですが、学校ではお金の教育に対してアレルギーが根強いようですし、「まずは貯金箱から」というのもアリかもしれませんね。
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