リバランスは「年1回」それも「12月」にやるのがリターンが高いってホント?

pie-chart-154411_640.png

相場が下げだすと、「リバランス」が話題に登ることが増えてきます。リバランスとは、崩れてしまった資産配分をもとに戻すことです。

もしかしたら、当ブログの読者さんのなかにも、ポートフォリオが崩れたまま(あるいは自ら株式比率を上げたりして)、想定以上のダメージを受けて途方に暮れているかたがいらっしゃるかもしれません。

リバランスに関する良記事がちょうどあったので、ご紹介します。

モーニングスター アナリストの視点(ファンド)
2014/12/11 株・リートの持ちすぎに注意、定期的なメンテナンスで配分調整を


詳しくは上記記事をご覧いただきたいのですが、無理やりまとめると、ポイントは以下の2点です。

(1) リバランス頻度は「年1回」の場合のリターンがいちばん高かった
(2) リバランス月は「12月」の場合のリターンがいちばん高かった


(1) リバランス頻度について


リバランスを行なう「頻度」は、「年1回」がもっともよかったそうです。「リバランスなし」がもっともリターンが低い一方、1か月ごとや3か月ごと等あまり頻繁に行うよりも、年1回だけ行なうのがもっともリターンが高かったという結果です。

これは、他の投資本やシンクタンクのレポート等に掲載されていたデータとも概ね整合的のように思います。過去にうちのブログ記事で何度か取りあげてますので、ご参考まで。

<ご参考>
2011/09/25 リバランスの有効性を示すデータ
2011/08/01 リバランスの効果が高いのは月次?四半期次?年次?それとも乖離率?

「リバランスなし」がもっともリターンが低いというデータに関しても、リバランスには平均リターンを高める「リバランスボーナス」なるものが存在し、これは数学で証明できるという話がありました。うちの過去記事を貼っておきますので、ご参考まで。

<ご参考>
2014/09/06 平均リターンを高める効果がある「リバランスボーナス」ってなんだ?


(2) リバランス月について


リバランスを行なう「月」は、3月と12月がよく、特に近年は12月がよいというシミュレーション結果でした。記事からグラフを引用させていただきます。

図表3:リバランス月別の収益率(年次リバランス、2014年11月末時点)

i141211-03.gif
※1 2003年12月末に6資産(国内株式・債券・REIT、国際株式・債券・REIT)に等比率で投資したと仮定
※2 6資産は以下のモーニングスターインデックス(単純)に基づく
国内株式=国内株式型、国内債券=国内債券型、国内REIT=国内REIT型、国際株式=国際株式型、国際債券=国際債券型、国際REIT=国際REIT型
※3 リバランス時のコストは考慮しない
出所:モーニングスター作成
(モーニングスター 2014/12/11 「株・リートの持ちすぎに注意、定期的なメンテナンスで配分調整を」より引用)



たまたまですが、私は毎年、なんとなく暇な年末年始に、資産配分の把握とリバランス(乖離が小さければ未実施)をしてきました。結果的に、まあまあの時期にやってきたのかもしれません。

ちなみに、比率が高くなった資産クラスを売って、低くなった資産クラスを買い増すというやり方ではなく、新規資金の投入で比率が低くなった資産クラスを買い増す「ノーセル・リバランス」を行なっています。含み益に課税されないので、資金に余裕があればこちらの方がいいと思っています。

将来も12月のリバランスのリターンが高くなる保証はないと思いますが、アノマリー的な傾向がある可能性くらいはあるかもしれません。

シミュレーション結果では、月別リターンの最大値と最小値の差が年率で 0.8%あります。資産配分が違うとはいえ、私のポートフォリオの期待リターンが年率 5%ちょいしかないことを考えると、可能性であっても無視できない差だと思ってしまいました。

今まで、リバランスのデータはたくさん見てきたつもりですが、「リバランス月別のリターン」というデータは見たことがなかったので、ひとつの調査結果として覚えておきたいと思います。たまたま、この5~10年はこうなっただけという可能性も十二分に含んでおく必要はあると思いますが。


もうひとつのリバランス方法


さて、リバランスは「年1回」それも「12月」にやるのがリターンが高かったというデータであったわけですが、一方で、私はリバランスの主目的は、市場から一発退場にならないための「リスク量の調整」であって、「リターンの向上」はオマケであるとも考えています。

そういう意味では、上記のようにリターンにこだわらず、「所定の資産配分から○○%ズレたらリバランスする」というかい離率によるリバランス実施もありだと思っています。(頻繁に資産配分をチェックするのが手間なので今はやってませんが)。

私たち個人投資家にとっては、市場から一発退場させられることがいちばん恐いので、リスクに関しては、安全サイドに倒して見積もっておきたいところです。

いずれにしても、リバランスの最適タイミングは、つきつめれば今後の市場動向次第という部分が大きいので、ある意味投資判断です。言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。




関連記事


  





広告

ブログ内検索

ファンドで選ぶ証券会社

楽天証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、インデックスe、SMT、eMAXIS、Funds-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月100円から
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの特定口座対応&外貨での入出金可
今なら、各種取引で最大130,000円分獲得キャンペーン実施中(2017/08/31まで)

SBI証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、インデックスe、SMT、eMAXIS、Funds-i、EXE-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月100円から
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの特定口座対応&外貨での入出金可
今なら、総合口座開設&各種お取引で最大100,000円プレゼントキャンペーン実施中!(2017/08/31まで)

マネックス証券
・主要インデックスファンド購入可(たわらノーロード、三井住友DC専用、ニッセイ、SMT、eMAXIS、Funds-i等)
・投信積み立てもスポット購入も月1,000円から
・海外ETF購入可(Vanguard、iShares等)
・海外ETFの手数料ネット証券最安、特定口座対応
・米国ETF手数料実質無料サービス「ゼロETF」あり

カブドットコム証券
・一部インデックスファンド購入可(SMT、eMAXIS、Funds-iなど)
・投信積み立ては月500円から
・海外ETFの取り扱いはないが、所定の国内ETFが売買手数料無料の「フリーETF」サービスあり

セゾン投信
・これ1本でVanguardの超低コストインデックスファンド8本に国際分散投資できる「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が購入可
・投信積み立ては月5,000円から

人気記事ランキング

ブログパーツ

逆アクセスランキング

アクセスランキング

過去記事(月別)

RSSフィード

カウンター(2006.1.27設置)