国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2014年12月) MAXIS 海外株ETF (1550)が3年ぶりの大乱調

個人投資家の期待を集めながらも、「基準価額と市場価格の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2014年12月の状況をチェックしてみます。

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日興 上場MSCIコク株(1680) +0.35%
日興 上場MSCIエマ株(1681) -0.56%
MAXIS 海外株ETF (1550) +2.04%
野村 NYダウ30種ETF(1546) +0.39%


「MAXIS 海外株ETF」 (1550)が、約3年ぶりの大乱調です。個人的許容範囲である ±1.0% を大きく超えて、+2.04% という乖離率です。

これはETFの本来の価値よりも割高(プレミアム)状態です。2%も割高に買ってしまうと、せっかくのインデックスファンドとのコスト差が台無しであるばかりか、取り返すのに何年もかかってしまいます。

先月は、老舗ETFの1680・1681が大幅乖離しており、昨年末にかけて、いったいどうしちゃったのでしょう?

マーケットメイカーがクリスマス休暇に入ってしまったのか、はたまた、NISA初年度の駆け込みで1550の買いだけが異常に多かったのか、真相は闇の中。このようなデータ収集をしていなければ、異常値が出ていることすら気づかれないかもしれません。

私たち個人投資家からすれば、国内ETFは上場から数年経った銘柄であっても、時おりこういうことが起きるので、目下要注意であるということになりそうです。

個人投資家が、安心して長期投資に活用できるように、国内ETF市場は「買う時も売る時も適正価格」であってほしい。

証券取引所、運用会社、マーケットメイカー等の関係者の皆さまにおかれましては、国内ETFをしっかり育てていただきたいと思います。


<ご参考>
「なぜ乖離するのか?」「ベンチマークが違うものを比較できるのか?」等々、このシリーズ記事に対してよくあるご質問に対する見解は、以下の過去記事をご参照ください。

2012/06/02 日興アセット・東証とのETF勉強会に参加。国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」主因が判明!
2014/01/21 ETFの乖離問題についてのよくある誤解
2014/05/22 東京証券取引所「ETF・ETN市場に関する意見交換会」で指定参加者やマーケットメイカーさんのホンネに迫る

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