日本の投信の運用コスト、アクティブファンドはより高く、インデックスファンドはより低く

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日本の投資信託の運用コストが、アクティブファンドはより高く、インデックスファンドはより低く、両極端になってきたようです。

信託報酬等(税抜)の平均値の推移(純資産額加重平均)

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※1 確定拠出年金向け、ラップ口座向け、ETF除く
※2 インデックスファンド及びアクティブファンドは、投信協会の分類に基づく
※3 各年の12月末時点(2014年は11月末)
出所:モーニングスター作成

(モーニングスター 2015/01/06 「お手軽なインデックス投資だが、償還リスクには注意」より引用)


上記グラフは、モーニングスターの記事からの引用です。日本の投信の運用コストについて、わかりやすい推移が描かれています。

基本的に、儲かるか損するか保証がない不確実な投資の世界において、コストは「確実な損」です。

「コストを上回るリターンをあげれば、コストが高くてもよいのではないか」という意見をよく見ますが、残念ながら、コストのマイナスは「確実」なのに対して、リターンのプラスは「不確実(あやふや)」です。

私たちの公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、日本株式の期待リターンを年率 +4.8%、外国株式の期待リターンを年率 +5.0% と推計しています(出典:GPIF)。

これが正しいかどうかは諸説ありますが、株式という原資産の期待リターンというものは、年率で何十%もなく、ましてや2倍(+100%)や3倍(+200%)になるものではなく、おおむね年率 +5%程度だということです。

上記グラフの直近アクティブファンドの信託報酬は年率約1.5%にも及んでいます。年率 +5%しかない期待リターンから、1.5%も運用コストで抜かれてしまっては、投資家に残るリターンは知れています。

インデックスファンドにしてもアクティブファンドにしても、運用コストは低いに越したことはありません。

ちなみに、米国バンガード社のアクティブファンドの平均コストは、年率0.28%(2012年12月31日現在。出典:バンガード)とのこと。

日本のアクティブファンド運用会社もこれくらい運用コストを低く設定すれば、インデックス vs アクティブの「神学論争」ももっと楽になるのでは?と思ってしまいますが、そこまで運用コストを下げる気があるアクティブファンド運用会社はなさそうです。

上記グラフの推移を見る限り、私たちインデックス投資家にとってはよい時代になってきたところですが、日本のアクティブファンド運用会社にとっては、神学論争でますます苦しいピッチングを強いられそうです。


P.S
上記グラフで、インデックスファンドの運用コストが2009年に一度上がっているように見えるのは、おそらく、2004年頃はほぼ日本株式インデックスファンドしかなく、その後、日本株式インデックスファンドよりは少しコストが高い外国株式や新興国株式のインデックスファンドがだんだん出てきてくれたからだと思われます。

<ご参考>
2006/06/06 外国株式インデックスファンド放浪記(まとめ)

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