ついにゼロ金利解除か

水瀬ケンイチ

普段はあまり見ない毎日新聞のWEBサイトに、下記のようなニュースが出ていました。
ついに、ゼロ金利解除と書いてありますす。

【毎日新聞のサイト 2006/07/08より引用】
ゼロ金利:日銀、14日解除へ 金利復活5年4カ月ぶり
 日銀は7月13、14日の政策委員会・金融政策決定会合で、ゼロ金利政策の解除を決める見通しとなった。国内景気が持続的な拡大をたどる公算が大きく、懸念材料だった米国経済も、日本経済に大きな影響を与える可能性が少ないとの見方が政策委員会の大勢を占める模様だ。政府・与党も容認する方針で、短期金利の誘導目標をゼロから年0.25%程度、公定歩合も現行の年0.1%から0.35~0.5%程度に引き上げる見通しだ。金利が復活するのは、約5年4カ月ぶりになる。

 3日に発表した短観で、景気の堅調な拡大が続いていることが確認され、物価も上昇基調が続いていることから、次回決定会合で政策委員9人がゼロ金利解除を議論する。短観発表後は米景気や株価動向を注視していたが、米経済の先行きを見るうえで重要な6月の米雇用統計でインフレ懸念が後退。日本経済に影響を与えるリスクは大きくないとの判断に傾いた。議長の福井俊彦総裁が金利引き上げを提案し、委員の多数が賛成する見通しだ。

 ただ、日銀はゼロ金利解除後も緩やかなペースで金利を調整していく方針で、緩和的な金融環境を維持し、日本経済のデフレ脱却が確実になるよう下支えする。

 政府・与党はゼロ金利解除に慎重なものの、景気認識で日銀と概ね一致している。日銀が決定会合でゼロ金利解除を提案した場合、議決延期請求権の行使は見送る方針。

 ただ、決定会合までに、北朝鮮のミサイル発射問題で市場が不安定になるなどのリスクはあり、最終判断まで慎重な姿勢を崩さない方針だ。【平地修】
【引用終わり】


記事の真偽は分かりませんが、量的緩和解除の時と同様、非常事態モードから、平時モードに戻るだけのことだと考えます。
短期金利の誘導目標をゼロから年0.25%程度上げたとしても、依然、日本は超低金利の国であることに変わりはありません。

ただ、ゼロ金利に慣れきって借金しまくりの企業は、少しずつ苦しくなっていくと思います。同様に、変動金利の住宅ローンを抱えている個人も、だんだん苦しくなってくるのではないでしょうか。
それ以上に、最大の借金王は「国」です。
800兆円とも1000兆円とも言われている財政赤字の金利負担の増大を考えると、なにやらザワザワした気持ちになります。
ゼロ金利解除自体は必要なことだと思いますが、金融当局が何かへまを打って、長期金利が一気に跳ね上がって市場が大混乱に陥る(円の暴落や急なインフレ進行など)ようなことがないように祈ります。

もっとも、もしそうなってしまった場合でも、外貨比率70%のマイポートフォリオが、多少は対抗してくれるのではないかと思います。
投資戦略としては、現在のアセットアロケーションで、相変わらずバイ&ホールドを継続するのみです。
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Posted by水瀬ケンイチ