インデックスファンド・ETFのオールキャップ・インデックス(小型株も含む)への移行、大歓迎です!

水瀬ケンイチ

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バンガードは、バンガード®・FTSE・ヨーロッパETF(VGK)およびバンガード・FTSE・パシフィックETF(VPL)が、小型株を含む新しいベンチマークに移行すると発表しました。大歓迎です!




バンガード・インベストメンツ・ジャパン 公式WEBサイト
2015/10/1 バンガード・FTSE・ヨーロッパETF(VGK)とバンガード・FTSE・パシフィックETF(VPL)が新ベンチマークに移行(詳細版)


これは、従来の大・中型株で構成されたインデックスから、大・中型株に小型株も加わる「オールキャップ・インデックス」へと移行するという話です。新ベンチマークへの移行による追加組入れ銘柄数は概ね10%程度となる模様。

バンガードは、2011年12月にVT、今年の6月には4本のバンガードETF(VWO、VEA、VGK、VPL)への小型株組み入れを発表していました。


梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
2011/12/22 「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」 (VT)が更にパワーアップ
2015/06/03 4本のバンガードETF(VWO、VEA、VGK、VPL)に小型株組み入れ


その時にも書きましたが、インデックスファンド・ETFのベンチマークが、大・中型株に小型株も加わるオールキャップ・インデックスへ移行するすることは、私にとっては朗報。大歓迎です。

目指している「世界経済全体への投資」により近づくからです。しかも、いわゆる「小型株効果」(小型株は大型株よりも収益率が相対的に高くなりやすい傾向にあること)は、常に有効というわけではないようですが、割と有名なアノマリーです。それを取り込むことができます。

バンガードETFは、日本のインデックスファンドによる TOPIX + MSCIコクサイ + MSCIエマージング の組み合わせでは再現できないクオリティに一段上がっています。

現在、私がメインで運用している商品であるバンガードETFの VT や VWO は、既にオールキャップ・インデックス化されています。世界中の大型株・中型株・小型株を含むインデックスであり、「世界経済全体への投資」が手軽に実現できています。その意味で満足度が高いです。

一方、積み立て用商品として、TOPIX や MSCIコクサイ等に連動する日本のインデックスファンドを使っているのは、それが最高だからではなく、既存商品のなかでは相対的によいと思っているからです。

小型株を含むオールキャップ・インデックス連動のインデックスファンドがあれば、そちらの方がよりいいなと思います(もちろん、低コストであることは大前提ですが)。

バンガードだけでなく、日本の運用会社も、小型株を含むオールキャップ・インデックスに連動するインデックスファンド・ETFの設定(もしくはベンチマーク移行)を視野に入れていただけないでしょうか。

ラッセル野村 Total Market インデックスなど、インデックス自体は既にあるのですから。


<ご注意>
上記のバンガードETFは、証券会社では「外国株式扱い」となり為替取引や税務処理など、日本のインデックスファンドとは違う手間がかかります。関連情報も少なく、初心者にはおすすめできません。自分の力で疑問を解決することができ、多少の手間を惜しまない投資家にとっては非常に魅力的な商品だと思います。
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Posted by水瀬ケンイチ