日本投信全体(↑)、日本インデックス投信(↓)、米国投信全体(↓)、米国インデックス投信(↓)

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タイトルを見て、「なんのこっちゃ?」と思ったかたもおられるかもしれませんが、これは投信の保有コストの過去10年の推移です。

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(日本経済新聞 2015年10月24日(真相深層)投信コスト二極化 「超格安」の指数連動型、20~40代つかむ 高齢層、高くても積極運用型 より引用)

ここで言っている保有コストとは、購入時に払う販売手数料ではなく、保有中にずっとかかる信託報酬のことです。一目瞭然ですが、このグラフからわかることを書き出してみます。

  • 日本投信全体は、米国投信全体よりも保有コストが高い
  • 日本インデックス投信は、米国インデックス投信よりも保有コストが高い
  • 日本投信全体だけ、保有コストが上昇傾向(日本インデックス投信、米国投信全体、米国インデックス投信は保有コストが低下傾向)

日本の投信は高コストです。しかも、どんどん悪化しています。

将来のリターンは儲かったり損したり「不確実」であるのに対して、コストは「確実」にリターンを蝕みます。高コストな投信のパフォーマンスが良いという相関関係はありません(むしろ、高コスト投信はパフォーマンスが悪い)。

<関連記事>
投資信託の実態、その2 ( その他金融と投資 ) - たけなか まさはる - Yahoo!ブログ
※コストとリターンの相関を示したこの調査は素晴らしいです。このような調査がシンクタンク等でもっと行われるべきだと思います。

投資のことをあまり知らないFPさんが、低コストなインデックス投信に対して、「安物買いの銭失いにならないようにしましょう」などと言って、高コストなクティブファンドをすすめているのを見ます。

しかし、実態は話が逆で、安物なのは低コストなインデックス投信ではなく、高コストにもかかわらずインデックスにすら勝てない大多数のアクティブ投信こそ安物なのです。

日本の投信業界は、毎月分配金をちらつかせたり、為替ヘッジで目先を変えたり、カバードコール戦略を組み合わせたり、あの手この手で投信の高コストを正当化しようとしてきました。投資家も投資家で、すすめられるがまま高コスト投信をよろこんで買ってきました。

そんなことに心血を注いでいるうちに、気がつけば世界との差は開き、日本の投信はすっかりガラパゴス状態です。

上記グラフの引用元記事によると、米国モーニングスターが2年おきにまとめる「世界投信市場」という調査で、日本は3回連続で順位を落とし、25か国中で中国に続いて下から2番目。費用の高さなどが低評価の一因であるとのこと。

日本の投信業界も個人投資家も、そろそろ目を覚ました方がいいのではないでしょうか。

なお、そんな日本においても、インデックス投信だけは保有コストが低下傾向にあります。よく選べば低コスト投信もあるわけですから、投資家側が少しだけ賢くなって、すすめられるままではなく、自らの意志で投信を選択していくことが大事だと思います。


<特に関連が深い当ブログの過去記事>
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
わかりやすい!日米の投信市場の違いが凝縮された1枚の図表
インデックスファンドの10割すべてがインデックスを上回れない?(その1)
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