国内ETFの「基準価額と市場価格の乖離」(2015年10月)、3か月連続で許容範囲(ただし1550以外)

水瀬ケンイチ

個人投資家の期待を集めながらも、「基準価額と市場価格の乖離」の大きさが課題と言われてきた国内ETF。海外資産クラスの主要銘柄の乖離率を、2015年10月の状況をチェックしてみます。



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日興 上場MSCIコク株(1680) +0.31%
日興 上場MSCIエマ株(1681) -0.50%
MAXIS 海外株ETF (1550) +1.10%
野村 NYダウ30種ETF(1546) -0.32%


上記のウォッチ銘柄の乖離率が、3か月連続でMAXIS 海外株ETF (1550)以外、すべて個人的許容範囲の±1.0%以内に収まっていました。許容範囲内で安定してほしいです。

MSCIコクサイ連動の1550と1680ですが、3か月連続で1550の割高(プレミアム)状態が続いています。ここで、割高な1550を空売りして同じ金額、割安な1860を購入すれば、プレミアムの解消により市場動向に関係なくリターンが……と考える切れ者が出てくるかもしれません。

ただ、当ブログでは、問題ETFの乖離を利用した裁定取引は、おすすめしておりません。理由は、かならずしもすべての国内ETFが、乖離解消の方向性をもっているわけではなさそうだからです。(詳細は、以下のブログ記事参照)

梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
2014/11/02 「問題ETF」たちのその後から見る、国内ETF市場との付き合い方

個人投資家が、安心して長期投資に活用できるように、国内ETF市場は「買う時も売る時も適正価格」であってほしいと思います。


<ご参考その1>
「なぜ乖離するのか?」「ベンチマークが違うものを比較できるのか?」等々、このシリーズ記事に対してよくあるご質問に対する見解は、以下の過去記事をご参照ください。

2012/06/02 日興アセット・東証とのETF勉強会に参加。国内ETFの「市場価格と基準価額の乖離」主因が判明!
2014/01/21 ETFの乖離問題についてのよくある誤解
2014/05/22 東京証券取引所「ETF・ETN市場に関する意見交換会」で指定参加者やマーケットメイカーさんのホンネに迫る

<ご参考その2>
上記の「MAXIS 海外株ETF」(1550)や「MAXIS トピックス上場投信」(1348)を売買するならカブコムがおすすめです。「フリーETF」対象でいくら売買しても売買手数料が無料なので。以下から口座開設できます(無料)
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Posted by水瀬ケンイチ