セゾン投信ブロガーズミーティングで印象に残ったこと

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クリスマスの夜、セゾン投信ブロガーズミーティングにお呼ばれして参加してきました。印象に残ったことを書きたいと思います。

具体的な内容は、エムアットさんが完璧なレポートを書いてくださったので、そちらに譲らせていただきます。

クリスマスの夜は今年もセゾン投信ブロガーズミーティング - "いい投資"探検日誌 from 新所沢

本記事では、私が印象に残ったことと、それに対するコメントを書き残しておきたいと思います。大きく分けて3点ありました。


セゾン投信と日本郵便の提携後、どうなっているのか?


ちょうど1年前、昨年のブロガーズミーティング(やはりクリスマスの夜でした…^^;)でHOTなトピックスだった本件について、進捗を問う質問が何人かのブロガーから出ました。

中野社長によれば、お互いを知るためにかなりの時間をかけているというお話でした。手応えはあるようです。

ただ、現在、郵便局で販売されている投信のラインナップを見ると、そこらへんの対面証券や地銀と大差ない、毎月分配型とか通貨選択型とか高コストなもの)が大半です。

セゾン投信のファンド(特にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド)は郵便局窓口での取り扱いもありません。セゾン投信の「長期投資」「国際分散投資」という考え方も、郵便局に信頼を寄せるお客さんに、届いているとは言えない状況だと思います。

時間はかかるのでしょうが、本当にお客さんの資産形成に資する運用商品とはどういうものか、運用方法はどうあるべきか、日本郵便内部から啓発してほしいと思います。そのためにどうするのがよいか、私からもひとつ提言をしました(提言内容は内緒)。

同時に、私たち個人も、いつまでも毎月分配型&通貨選択型投信の分配金だけをありがたがるのではなく、分配金と基準価額の騰落の合計である「トータルリターン」で投資の損得を考えること、資産配分が投資成果の大半を決めること、低コストの重要性など、投資の“超”基本事項については、いいかげん学ぶべきだと思います。

毎日の仕事や人間関係に比べたら、そんなに難しくないはずです。


フィデューシャリー・デューティー宣言って何なのか?


よくわからなかったフィデューシャリー・デューティー宣言について、わかりやすい説明がありました。「専らお客様のためだけに自分達のプロフェッショナリティを使うこと」とのことでした。

この「専ら」が重要で、顧客第一主義の「第一」とか、顧客優先の「優先」とか、その他の選択肢があるのではなく、顧客のため「だけ」にやるというのが肝だと知りました。

普通の企業だと、顧客だけでなく、株主や地域社会など様々なステークホルダーとの良好な関係を……となるわけですが、こと運用会社においては、過去の「黒歴史」(例えばこの記事など)をふまえ、「専ら」顧客のためだけに事業を行なうという宣言をする必要があるのだと理解しました。

フィデューシャリー・デューティー宣言を公開している運用会社は、現在、まだ少数にとどまっています。もちろん、コーポレート・ガバナンスの根幹に関わる事項なので、検討や準備には相応の時間がかかるのだと思います。

ただ、過去において、金融機関都合の投信の繰上償還や取り扱い廃止を度々くらって、さんざん煮え湯を飲まされてきた個人投資家(例えばこの記事など)としては、この動きは朗報です。

今後、各運用会社がフィデューシャリー・デューティー宣言を、「公開しているか否か」について、継続的にウォッチしていきたいと思いました。

フィデューシャリー宣言|セゾン投信


最近のインデックスファンドの「コスト革命」への対応は?


2015年のいわゆる「コスト革命」により、三井住友アセットやDIAMアセット、ニッセイアセットなど、各運用各社のインデックスファンドの信託報酬が年率0.1%~0.3%程度に、ぐっと下がりました。

中野社長は、太刀打ちできない水準だと正直に言っていました。セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、年率0.69%±0.03%(税込/概算)なので、コスト面ではもはや見劣りするのは事実といえましょう。

ただ、前出のフィデューシャリー・デューティー宣言には、事業継続性とコスト低減のバランスを取って、不断の経営努力によりコスト低減に努めるとありました。

いきなり前出の三井住友アセットなどのようなコスト水準にするのは無理でも、ちょっとずつ、0.01%ずつでもいいので、コストを下げていく「姿勢」を見せることが、投資家へのアピールになると思います。実際、セゾン投信は今年9月にも実質運用コストが下がっていますし(該当記事)。

また、これはセゾン投信側でも言っていたのですが、組み入れ投信に対する現地課税など、運用会社内での税務面も含めたコストコントロールをすることで、結果的に投資家に十分なリターンを提供することは可能かもしれません。

確定拠出年金(DC)の普及やETFの発展などにともない、個人向け金融商品のコスト低下は世界的潮流です。運用会社は大変かと思いますが、がんばってほしいと思います。


さいごに


今年、セゾン投信は、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの純資産額が1000億円を突破し、顧客口座数も10万件を超えたそうです。直販投信会社ながら、既に一角の投信運用会社になっているわけです。

冒頭のアイキャッチ画像ではありませんが、みずからの道を、いそがないで歩いていけばよいのではないでしょうか。

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