【日本株式】低コストインデックスファンド徹底比較 2015年12月末
水瀬ケンイチ

「低コストインデックスファンド徹底比較」シリーズ記事として、日本株式クラスの主要なインデックスファンドについて、2015年12月末で比較してみました。
※当シリーズ記事の説明書きとして、『新シリーズ!「低コストインデックスファンド徹底比較」開始。まずは説明書き』をぜひご覧ください。

「配当込み」インデックス連動のインデックスファンドでは、オレンジ色に網かけした「日本株式インデックスe」が、「信託報酬」が年率0.37%(税抜)、「インデックスとの差異」が -0.4%、「参考:1年リターン」が +11.65%と、比較対象のインデックスファンドのなかで相対的に良い評価になっています。
「配当除く」インデックス連動のインデックスファンドは、実際には原資産である日本企業からの配当が出てくるため、インデックスとの差異がプラス方向に大きく出るのが当たり前です。なので、プラスの多寡で、配当込みインデックス連動ファンドとの優劣は評価できません。
いずれのファンドも、決算日が異なる(=評価期間が異なる)ため、きっちりとした横並び比較はできませんが、おおよその傾向はつかめるのではないかと考えます。
表のいちばん右側の「参考:1年リターン」だけは、同じ評価期間(直近1年)ですので参考にしてみてください。低コストなインデックスファンドが、概ね好成績になっているのがわかると思います。コストがリターンに与える影響は強力です。
なお、「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」は、上記のどのファンドよりも更に信託報酬が安いですが、設定後間もなく、まだ決算を迎えていないため、実質コストや「参考:1年リターン」が不明です。今後に期待です。
最後に、これらのインデックスファンドの比較は、いわば「頂上決戦」みたいなものです。どれもすでにハイレベルな対決であり、どれを選んでもそう大きく差がつくわけではないことを付け加えさせていただきます。
他のアセットクラスも含め、当ブログの「低コストインデックスファンド徹底比較」カテゴリで、定期的に更新記事を書いておりますので、インデックスファンド選びのご参考にしていただけたらと思います。
※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いいたします。
<ご参考> 上記の高評価のインデックスファンドは、以下のネット証券で購入可能です。以下から口座開設できます(もちろん無料)
・楽天証券
・SBI証券
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