リスク許容度の確認は、相場が下げてからするのではもう遅い

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年明けから相場が大きく下がっており、あちこちで、お決まりのように「自分のリスク許容度を確認しましょう」というアドバイスが散見されます。

私が実践しているインデックス投資は、インデックスファンド・ETFの積立投資です。これは、相場動向を読んで売買することで利益を出そうという投資法ではなく、期待リターンがプラスと見込める場所に、自分の資産を「置いておく」ことで利益を出そうという投資法です。

この投資法を採用している人にとって、「自分のリスク許容度を確認しましょう」というアドバイスは、「売り時を見極めましょう」とか「底を確認してから再参入を」とかいうできもしない機動的売買のすすめに比べれば、比較的まっとうなアドバイスだと思います。

しかしながら、あえて厳しい見方をすれば、本当は「時既に遅し」かもしれません。

本当は、相場が絶好調で、みんながイケイケドンドンな時にこそ、自分のリスク許容度の確認は済ませておいて、来るべき下げ相場に備えるべきなのです。

なぜなら、下げ相場でリスクの取りすぎだと分かった場合、修正するためには、リスク資産を安い価格で売却しなくてはならないからです。人によっては損失確定かもしれません。

たびたび訪れる下げ相場のたびに、「リスク許容度の見直し」と称してリスク資産を売却していては、資産形成などできるはずがありません。

いちばん良いのは見直しなどしなくても、ポートフォリオが常にリスク許容度の範囲内に収まっていて、リスク資産の売却はいっさいしないことです。しかし、自分のリスク許容度を正しく把握するのはなかなか難しいものです。

次点として、上げ相場での「リスク許容度の見直し」によるリスク資産売却なら、結果的に利益確定になり、資産形成に寄与する可能性があります。

当ブログでは、特に上げ相場で世の中が浮かれ気味の時に、「こんな時こそリスク許容度の確認を!」と何度も何度もくり返し注意喚起してきました。

2015/11/09 課税されるのが嫌なのでリバランスしたくない?
2015/06/11 「投資は自分のリスク許容度の範囲内で」と何度でも言います
2015/04/16 国際分散投資派にとっては、日経平均が2万円を超えるかどうかよりも重要なことがある
2015/03/18 日経平均が15年ぶりの高値だそうですが
2013/12/09 上げ相場で自分のリスク許容度を超えていないか、いま一度チェック
2013/10/03 リーマン・ショック後に投資を始め、いま絶好調の投資家たちへ捧ぐ

リスク許容度の確認については、下げ相場で行なうのは下策で、上げ相場で行なうのが上策だということを覚えておくと、今後の資産形成に役に立つでしょう。

自分のリスク許容度の範囲内でポートフォリオをつくっていれば、今回の下げ相場も、今のところべつに大騒ぎするほどのことでもないように思います。

もし、「数字的にはリスク許容度の範囲内なんだけど、気持ち的に不安だ」ということであれば、当ブログの「売らずに我慢するテクニック」カテゴリの記事が役に立つかもしれません。

ご興味があればどうぞ。ただし、投資判断は自己責任でお願いいたします。


※当ブログ記事は、インデックスファンド・ETFのバイ&ホールド戦略を採っている投資家に向けて書かれています。他の投資法においては当てはまらない場合があるのでご注意ください。

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