「一生モノのファイナンス入門」(朝倉智也著)はビジネスマン向けのわかりやすい財務会計本。プライベートにも役に立つ

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「一生モノのファイナンス入門」(朝倉智也著)を読みました。投信評価会社のモーニングスター代表取締役社長朝倉氏の本なので、てっきり投資信託本だとばかり思って手に取ってみたら違いました。

本書は、財務3表の読み方からファイナンス理論の基本までをわかりやすくまとめた財務会計の本であり、それをプライベートに活かす方法も示されている良書でした。


B/S、P/L、C/Fの見方から始まり、だいじなだいじな割引現在価値の考え方、資本コスト(WACC)、正味現在価値(NPV)、内部収益率(IRR)などなど。

「何もかも皆なつかしい……」と言ったのは宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長ですが、本書を読んでの個人的な第一感想は、「なつかしい」でした。

これは、本書に書かれている内容が古いという意味では「決して」ありません。むしろその逆で、本書の内容が、ビジネスの共通言語とでもいうべき、時代を超えて変わらない世界標準であるということです。たまたま、私自身が10年くらい前に必死に勉強した内容そのものだったということです。

当時、インデックスファンドをバイ&ホールドするだけという「ほったらかし」スタイルのインデックス投資を実践する一方、アクティブ運用の個人投資家さんたちと接するなかで、「本当に何も知らず、ほったらかしでよいのだろうか?」という疑問を持っていました。

「それならば彼らの考え方も十分に知ったうえで、堂々とほったらかしてやろうじゃないか」ということで、関連図書を乱読して勉強しました。これがかなりおもしろく、特に勉強になったことや本について、『「思考停止」から抜け出したい!』シリーズとして、ブログ記事にまとめていました。

2007/04/30 「思考停止」から抜け出したい!(その1) 人として進歩したい
2007/05/01 「思考停止」から抜け出したい!(その2) スゴイ思考停止
2007/05/03 「思考停止」から抜け出したい!(その3) 必要に迫られた人たちのやり方
2007/05/04 「思考停止」から抜け出したい!(その4) MBAバリュエーション
2007/05/04 「思考停止」から抜け出したい!(その5) 道具としてのファイナンス

話がそれましたが、本書が他のファイナンス本と違うのは、わかりやすいということに加えて、後半ではファイナンスの知識をビジネスだけでなく、プライベートに活かすという観点で書かれていることだと思います。

たとえば、ファイナンスの知識を家計ににあてはめて分析し、家計の改善に役立ててみようとしたり、「賃貸 vs. 持ち家」はどっちが得なのかについてあてはめてみたり、投資や保険にも…といった具合です。まさに、学んだ知識を、ビジネスだけでなくプライベートに活かす内容になっています。

当ブログでも、このあたりの記事が近いアプローチかもしれません。

2012/08/18 投資を始める前の「家計診断」を自分でやる方法

本書はまずビジネス面から入り、プライベート面に活用する形になっているので、本書をおすすめしたいのは、ビジネスマン、ビジネスウーマンの皆さまです。ぜひ本書のファイナンスの考え方を身に着けて、サブタイトルにあるように、「自分の市場価値」を高めていただければと思います。

以前、某インデックス投資家の集まりで、運用コストがどうとかリバランスがどうとか語り合っているなかで、「“企業価値”ってなんですか?」という素朴かつ鋭い質問をされたことがあります。

ファイナンス用語を使わないで伝えるのに苦労しましたが、そんなあなたのような向上心のあるビジネスマンにこそ、読んでほしい本です。

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