著名投資家バフェット氏、またもやインデックスファンドをすすめる。今年は比較グラフまで登場!

水瀬ケンイチ

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Photo credit: DonkeyHotey via Visualhunt / CC BY

米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が、自らが率いるバークシャー・ハサウェイの年次株主総会で、今年もまた、低コストなインデックスファンドをすすめる一幕があったそうです。



バフェット氏は「恐らく世界で最も重要な投資の知恵」を示したいと株主に述べた上で、ウォール街のセールスは数年にわたりリターンの低さを覆い隠していると指摘。コンサルタントは年金基金や他の投資家に手数料の高い運用担当者を紹介しているが、全体として見ると「腰を据えた」インデックスファンドへの投資に比べてリターンが低くなっていると付け加えた。こうした手数料の高い運用は「猛烈な勢いで資本を食いつぶしていく」と説明している。

(2016/05/02 手数料に注意を-バフェット氏があらためて送る投資の助言 - Bloombergより引用)


最近はバークシャー・ハサウェイの年次株主総会で、低コストなインデックスファンドを大多数の投資家にすすめることが多いですが、今年は、S&P500連動インデックスファンドとヘッジファンド群のリターンを比較したグラフまで登場したようです。


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Bloomberg より引用)

記事によると、このS&P500連動インデックスファンドは、バンガード・グループのファンドとのことなので、おそらく「バンガード・S&P 500 ETF」 (VOO)ではないかと思います。直近の経費率は、わずか年率 0.05% です。

※追記です。ETFの「VOO」ではなく、投信の「VFINX」の方かもしれません。いずれも超・低コストです。

世界屈指の投資家であるバフェット氏の投資法は長期投資&集中投資と言われていますが、そのバフェット氏が、最近は毎年のように低コストなインデックスファンドを大多数の投資家にすすめているのがおもしろいです。

もちろん、自社(バークシャー・ハサウェイ)の運用がベストで、インデックスファンドがベターだということだと思いますが、投資家に対して、コストの重要性を啓発しているのは、フェアだなと感じます。

勘違いしないようにしていただきたいのは、バークシャー・ハサウェイの年次株主総会では、ひたすらインデックスファンドをすすめているだけというわけでは決してありません。自社の運用や経済見通しなど、多岐にわたる話をしているようです。

自分に都合が良い部分だけでなく、今年のバークシャー・ハサウェイの年次株主総会に関する他のニュースも、あわせてまとめておきます。あちらがフェアなら、こちらも同じようにフェアに。

バフェット氏:バリアントのビジネスモデルに非常に大きな弱点 - Bloomberg
バフェット氏:大統領選候補者の暗い米経済見通し、「完全な間違い」 - Bloomberg
バフェット氏:再保険業者に債券魅力なし、ひどいとまではいかずとも - Bloomberg
バフェット氏:デリバティブは「時限爆弾」-監査をすり抜ける恐れ - Bloomberg
バフェット氏:コカ・コーラ飲んだ後の幸福感、健康上の利益に勝る - Bloomberg

なお、最後のニュースは、バフェット氏が無類のチェリー・コーク好きで、1日にシックスパックを飲み切るほどという逸話に関連するオマケ情報だと思います。大規模な株主総会では、いろんな質問をする人がいますからね~。


<ご参考>
上記の「バンガード・S&P 500 ETF」 (VOO)は、以下のネット証券で投資することができます。会社名をクリックすると口座開設できます(無料)
SBI証券
楽天証券
マネックス証券

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Posted by水瀬ケンイチ