これはひどい。高齢者に群がる業者「合法的詐欺」の手口

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判断力が鈍っている高齢者に対する「合法的詐欺」が横行しているとの情報が、Yahoo!ニュースで特集されていました。

高齢者に群がる業者「合法的詐欺」の手口 - Yahoo!ニュース
高齢者を「食い物」にしている人たちがいる──。それは「オレオレ詐欺」のような明らかな犯罪の話だけではない。いまや有名企業の中にも増えている。 問題は合法と違法の間、違法すれすれの合法的手法が幅をきかせ ...



ぜひ上記記事を読んでほしいのですが、感想をひとことで言うと「これはひどい」。

総額1,000万円以上の羽毛布団15セットが、一人暮らしの76歳女性の4畳半の部屋に積まれたケース、認知症の70代後半の女性の貯蓄7,000万円を、先物取引、高配当や高利率をうたった投資商品、健康グッズ、浄水器、ウィッグ(かつら)、内装のリフォームなどで、30万円にまで減らせたケース……。

もちろん、様々な被害の中からインパクトがある事例を記事に書いているのだとは思います。だとしても、これはひどい。

それなのに、高齢者女性たちは、訪問販売業者を“やさしくていい人”として歓迎さえしているケースも少なくないというから、闇は深い。

一方、元訪問販売業者の若者は、インタビューでの記者からの厳しい質問に対して、

「完全にゲーム感覚、です。『あとちょっとで100万円いくな。明日は東北訛りでいってみようかな』と相手に取り入ることばかり考えていましたから。こうすればもっと稼げるな、ああすればいいかなって。むしろ、知恵と努力とストレスの日々なんですよ」
「まったくないです、やましさなんて」
「お茶が出る仲になってからが本番」

と悪びれる様子もなく答えています。

契約書に高齢者本人のサインがしっかりとされており、合法なのかもしれませんが、本人の必要性やニーズにまったく合致しない高級品を押し売りすることは、上記記事の表現を借りると「合法的詐欺」ではないかと私も思います。

金融商品においては、金融商品取引法で「適合性原則」というものが定められています。「顧客の知識、経験、財産の状況、金融商品取引契約を締結する目的に照らして、不適当な勧誘を行ってはならないという規制のこと」(コトバンクより)です。

高コスト投信を回転売買させる金融業者もいまだ存在することから、金融業界でも適合性原則が守られているか怪しい面は多々あるものの、高級布団やウィッグ、リフォームといった高額商品・サービスの訪問販売でも、適合性原則に反するようなケースが相当数ありそうです。

上記記事によると、消費生活センターにおける高齢者に関する相談のうち、「詐欺的手口」に関するものの割合は、2010年度には6.2%だったものが年々増え、2015年度には16.0%(2014年度は16.8%)と3倍近くに増加したとのことです。

この問題をどうすればよいのか、非常に悩ましいです。

当の高齢者本人は、もう判断力事態が鈍っているから、自分でなんとかすることには限界があります。成年後見制度の利用促進や、市区町村ごとの高齢者の「見守りネットワーク」の充実を上記記事では提案しています。悪くないと思います。

私自身にできることもあると思います。まず、自分の老親の状況に注意することです。

先日も、日銀のマイナス金利導入のニュースがTV等で喧伝され、意味がわかっているのか微妙なお茶の間を賑わせていたため、親に連絡を取りました。


「マイナス金利になったからといって、急いで銀行からお金をおろしてタンス預金にしたり、何かに投資したりする必要はないから」
「金融業者から勧誘電話がかかってくることがあるかもしれないけれど、相手にしない方がいいよ」

と言っておきました。親からは、

「オレオレ詐欺はNHKでしつこく注意しろと放送しているので、実際何度も撃退してきたけれど、お金のことはよくわからないから助かる」

との返事。

オレオレ詐欺電話が何度もかかってきているのかよ…!?という驚きはありましたが、くり返し注意するように言っておくことに、一定の意味はありそうだなと思いました。今後も加齢とともに、だんだん判断力は鈍ってくるはずですので、機を見て注意していこうと思います。

皆さまも、まずは自分の親が「合法的詐欺」やオレオレ詐欺にあっていないか、ぜひ今から連絡してみてあげてみてください。

もし、合法的詐欺にあっていなかったとしても、子からの連絡に親は喜ぶと思いますので、それだけでもよしということで。


<関連が深い過去記事>
煽り系メディアや識者の「マイナス金利でパラダイムシフト」という言葉に気をつけよう - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)



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