トランプ大統領誕生。今後の株価はどうなるのか?どうするべきか?
水瀬ケンイチ

米国大統領選挙前、「民主党政権の方が株価にはプラス」という話をよく見聞きしました。(ちなみに、ヒラリー・クリントン氏が民主党で、ドナルド・トランプ氏が共和党)
共和党かつ何かとお騒がせのトランプ氏が大統領になり、株価はついに大暴落か!?という様相でしたが、2日後にはもとに戻りました。
今後、どうなるかはまったくわかりませんが、バンガードから面白いデータが送られてきたので紹介します。

(バンガード・インベストメンツ・ジャパンWEBサイト 大統領選後のメディア報道が気になりますか?気にしないための4つの原則より引用)
民主党と共和党それぞれが政権を担った時期毎の米国株式市場の名目リターンは、年11%で同じとのこと。
「民主党政権の方が株価にはプラス」という話はなんだったんだろう? バンガードの調査は、1853年~2015年という150年以上の超・長期ですから、データの取得期間が違うのかもしれません。俗説みたいなものは、データで確認することが大事だなと思いました。
そもそも、政権がどうであろうと、経済活動を支えているのは国民の生活であり、製品・サービスを提供する企業です。より良い生活をしたいという人間の健全な欲求と、それに応えようとする企業がある限り、資本主義経済は発展していくのだと思います。
そのおこぼれにあずかろうという控えめな投資法が、私が実践しているインデックス投資です。
上記のコラムでは、目新しいニュースにとらわれることなく、4つの原則に焦点を定めることが大切だといいます。
・明確な投資目標を定めること
・ポートフォリオがよく分散されていることを確認すること
・出来るだけ投資に掛かるコストを押えること
・長期的な投資の視点を持つこと
なるほど。やはり、長期・分散・低コストということですね。
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