50万円儲かった時には、50万円損した時のことを考えてみる

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だんだんと株高&円安が進み、国際分散投資をしている投資家から「かなり利益が出ている!」「含み損が消えた!」というよろこびの声が、SNS等でちらほら出始めています。

それ自体はたいへんよろこばしいことですし、気分が盛り上がるのもわかります。

しかし、何度でも、何度でも、何度でも、繰り返し伝えていきますが、予想外の大きな損失をくらって市場から一発退場にならないためには、「リスク許容度の確認」が重要です。

しかも、それは暴落が来た時ではなく、株価が好調な時に「こそ」行なうべきだと思います。株価がググっと上がってうれしくなった時には、プラスとマイナスを入れ替えて、同じだけ下がったら耐えられるかと自問自答することをおすすめします。

たとえば、株価が大幅に上がり、1日で資産が50万円増えた日には、「50万円も儲かった!ワーイワーイ!」と喜ぶだけでなく、「もし、50万円損したら耐えられるだろうか…?」と、逆の場合のことを考えてみるといった具合です。

これは、株価の動きが短期的にはランダムで正規分布するという前提で物事を考えるのであれば、平均値(ここでは期待リターン)をはさんで上にも下にも同じ幅で株価変動があっておかしくないという理屈に基づきます。

「そ、それはちょっと耐えられないな……」と感じるのであれば、それは運用資産が自分のリスク許容度を超えている可能性があり、投資金額を減らしたり、資産配分の株式比率を減らしたりといった調整が必要になります。

私が「100年に一度」と言われた大暴落である2008年のリーマン・ショックの時にも、夜ぐっすり眠れていたのは、投資額と資産配分が、自分のリスク許容度の範囲内だったことが大きいです。

ちなみに、私も積み立て投資を続けているので、2008年当時よりも投資額がずっと増えています。ですので、時おり自分のリスク許容度を再確認しています。

考えるだけならタダです。取り返しのつかない大損をしてからでは遅いのです。予想外の大きな損失をくらって市場から一発退場にならないために、ぜひ株価が好調なときこそ「リスク許容度の確認」を。

もし、「同じ話を何度も書きやがって」と思われる方がいらっしゃったら、さすがです。重要なことが頭に入っているからこそ、私が何度も同じことを書いていると気づくのですから。


※当ブログ記事は、インデックスファンドのバイ&ホールド戦略をとっている投資家に向けて書かれています。他の投資法においては当てはまらない場合があるのでご注意ください。


<ご参考>
2016/07/15 株価がブレグジット前の水準を回復したと胸をなでおろす前に
2016/01/21 リスク許容度の確認は、相場が下げてからするのではもう遅い
2015/11/09 課税されるのが嫌なのでリバランスしたくない?
2015/08/23 何度でも何度でも何度でも、胸に刻むべき投資の大原則
2015/06/11 「投資は自分のリスク許容度の範囲内で」と何度でも言います
2015/04/16 国際分散投資派にとっては、日経平均が2万円を超えるかどうかよりも重要なことがある
2015/03/18 日経平均が15年ぶりの高値だそうですが
2014/09/08 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とつくづく思う
2014/04/24 資産配分を見直すのは、今みたいな時じゃないですかね
2013/12/09 上げ相場で自分のリスク許容度を超えていないか、いま一度チェック
2013/10/03 リーマン・ショック後に投資を始め、いま絶好調の投資家たちへ捧ぐ
2013/05/05 昨今の日本株上昇でテンション高くなってるインデックス投資家へ
2011/09/19 近視的に調子がよければもてはやされ…
2006/04/05 運用が好調ですが、淡々とやります

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