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バンガードがノーロード販売終了?(その1) 

ブログ読者の方から、『「バンガードはお家芸のノーロード販売を見直し、証券会社への委託販売を積極化する」という新聞記事を見ました。ノーロードのアメリカインデックスが遠のいていく感じがします…』という主旨のメールをいただきました。

バンガードは、インデックスファンドのパイオニアで、ノーロード(販売手数料なし)戦略と信託報酬が業界最低水準であることを武器に急成長した、米国投資信託最大手の会社です。
僕自身もバンガードのインデックスファンドをメインファンドとして投資しています。

いただいたメール内容について、自分でも確認しようと思ったのですが、その時点で既に数日前の新聞記事。しかも、日経金融新聞という専門誌だったため、確認できないで悶々としていました。
困っていたところ、読者の方が、なんと記事をPDFファイル化して送ってくれたのです。感謝感激です。
さっそく読んでみると、以下のような内容が書いてありました。

【日経金融新聞8月29日より抜粋】
米国投資信託最大手のバンガード・グループが、ノーロード(販売手数料なし)での直接販売戦略を転換しつつある。個人投資家の資産運用ニーズを反映し、証券会社やファイナンシャル・アドバイザー(FA)との連携を強化している。創業以来三十年間守ってきた「お家芸」とも言える販売戦略の転換。ノーロード投信をこれから拡大しようとしている日本の業界へも微妙な影響を与えそうだ。
【抜粋終わり】

こ、これは、一大事か……!?
一見すると、ノーロード販売自体が終了してしまうようにも受け取れるので、読者の方も懸念されたのではと思います。
しかしながら、僕としては、心配することはない、むしろ、日本の個人投資家にとって良いことではないかと考えています。
記事を見ると、たしかに、バンガードは直販から委託販売に移行すると言っています。それは間違いないと思います。
しかし、実は、米国において、既にバンガードのファンドを委託販売している証券会社があります。
そのうち、例えば「AMERITRADE」という証券会社では、販売手数料を課しているようですが、「FIRSTRADE」という証券会社ではノーロードです。(このFIRSTARADEは日本人でも口座開設でき、人気があるようですね)
また、日本においても、マネックス証券がバンガードのファンドを委託販売していますが、もちろんノーロードです。

つまり、「委託販売=必ず販売手数料がかかる」というわけではないのだと思います。
だから、ノーロード販売自体が無くなってしまうという事ではないのではないでしょうか。

販売手数料についてはいいとして、信託報酬についてはどうでしょう。
バンガードは、委託販売に移行するとは言っていますが、信託報酬を上げるとは一言も言っていません。バンガードのジョン・ブレナンCEOは、「低コスト戦略は柱であり、次の三十年も変わらない」と言っています。

だから、販売手数料についても、信託報酬についても、僕は心配していないのです。
それでは何故、僕が「日本の個人投資家にとって良いこと」とまで考えたのかというと、それはまた次回に。

(次回に続く)

<ご参考>
日本でバンガードのファンドをノーロード販売している唯一の証券会社、マネックス証券の口座開設は、以下からできます。(会社名をクリックしてください)
マネックス証券


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コメント

実際バンガードのサイトを見ると「フィナンシャルアドバイザーの方へ」なんていうページが結構前からありますし、各ファンドの決算資料を見ても広告宣伝費が以前から計上されています。

販売業者へのフィーはこの広告宣伝費の中から払われているのかな、と思っています。

久しぶりに色々調べちゃいました〜!

うーーん、うまく書けなかったから解説はともかく、
結局のところ、パフォーマンスが期待に見合っていたらちょっとくらいいっか〜!なぁんて思っちゃう私、、。
こんなんじゃダメか。。

インデックスで運用手法が変わるとかじゃなければ信託報酬は何とか変わらずそのままかもしれないですよね!!
まぁ報酬の振り分けには販売会社や受託会社の存在もあるんだけども。。。

バンガードの方針転換は
日本の投資信託業界にも
少なからず影響を与えそうですね。

信託報酬の内訳は一般的に
信託銀行に支払う保管管理費(0.1%未満程度)
残りを販売会社と運用会社で分け合うような体系になっているようですから、
販売の委託をすすめるからと言って、
販売会社がノーロードで販売したとしても、
利益がでない訳ではないようですね。

日本にしてもそうですが、
規模の大きいネット証券が低コストの
投資信託を扱っていると利便性が高く、
私達、個人投資家にとってありがたいですよね。

あまり心配はしていませんが、
是非ともより意義がある方向に進む事を期待したいです。

TBありがとうございます。
続きが気になります。

この記事は「ノーロード」に力点が置かれたようですが、本来力点を置くべきは「直接販売」の部分だったのではないでしょうか。「直接販売」しなくてもインデックス投資がかなり個人投資家に認知されている、ということなのではないでしょうか。

TBありがとうございます。

水瀬さん。どうも!
TBありがとうございます。

現在私はアクティブ保有、インデックス追加投資派です。(笑)
要はがっちりインデックス派になりました。
高い授業料を払い、自分で経験したからこそ出来た選択です。
学者や教授が何を言おうが、投資経験のない人間の発言はタダの戯言です。
(おおー、強気発言)
ですから水瀬Vs.経済学部教授の対決からは目が離せません。
期待しています。

TBありがとうございました。
次回が気になります。

記事のタイトルをみたときはビックリしましたが、本文を読んで一安心。言ってしまえば、日経金融新聞の記事は、ノーロード=直販と勘違いしたミスリーディングということですね。

 おじゃまします。いつも楽しく拝見&勉強させていただいております。

 バンガード本社が委託販売に力を入れることで、日本市場におけるマネックス証券独占販売という状況が打破される可能性もでてきます。

 仮に販売手数料がかかったとしても他社がバンガードを取り扱うことになれば、競争原理が働きます。

 はかない希望かもしれませんが、大いに期待したいところです。

トラックバックありがとうございました。いつもながらいい視点で記事を書いておられますね。このブログさえ読んでおけば、投資系ニュースは読まなくてもよさそうな雰囲気・・・。
まだ話の途中のようですので、この続きの記事を楽しみにしております(^^)

>vanillacokeさんへ

費用の性格を考えると、広告宣伝費のような気もするし、そうではないような気もします。
……ちょっとわかりませんね(^^;;

>SHIHOさんへ

調べさせてしまって申し訳ありませんでした。
バンガードがどうするのかを注意深く見守っていくしかないかなと思っています。

>assetsさんへ

販売手数料について、上限だけは運用会社が決め、その範囲内で販売会社が自由に決められているのが多いような気がします。
そうすると、運用会社であるバンガードは、販売会社がいくらの販売手数料を課したとしても関係ないということでしょうかね。。。

>rennyさんへ

そうそう。単に直販をやめるだけなら、そんなに大きなニュースでもないでしょうに。

米国では、インデックスファンドの認知は日本よりも相当高いでしょうね。
その分コスト競争も激しくて、米国民は低コストを享受できる。いいなぁ。
我々ももっと勉強しなくては!

>スマイリーさんへ

インデックス追加投資派ですか!
アクティブファンドをコアに、インデックスファンドをサテライト的に追加投資する。逆コア・サテライト戦略ですね。
新しいかもしれません!

>空色さんへ

僕も読者の方からメールをいただいた時には、びっくりしました。
記事のPDFファイルを送っていただくまでは、ひとりそわそわしていました(笑)

>Nightwalkerさんへ

こんにちは。
記事その2で書こうと思っていた内容を先に言われてしまいましたね(笑)
バンガードCEOが、日本の取り扱い金融機関を増やしたい旨の意向を述べていたので、ちょっと期待できるのではないでしょうか。

>masaさんへ

ぜひ、続きをお楽しみに!(^^)

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  • [2006/09/09 18:15]
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