「このまま積み立ててよいのか不安だ」「一部売却した方がいいのか」

水瀬ケンイチ

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先週、NYダウが2万ドルを突破したことが話題になっていましたが、一部では、次は日経平均が2万円突破だと盛り上がっているようです。



NYダウ2万ドルの次は「日経平均2万円」突破 | 市場観測 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準


NYダウも日経平均も2万を超えるかもしれませんし、失速するかもしれません。

長期的に期待リターンは僅かながらもプラスだと考えているから投資をしているものの、短期的な相場動向がどうなるかは、私にはわかりません。

ひとつ言えるのは、相場が好調なうちに、保有しているポートフォリオのリスク(標準偏差)が、自分のリスク許容度の範囲内におさまっているかを確認しておくべきだということです。

予想外の大きな損失をくらって市場から一発退場にならないためには、リスク許容度の確認が重要です。下げ相場に巻き込まれてからでは、もう遅いのです。

これは、何度も、何度も、くりかえし書いていることですが、重要な事なので、機を捉えて何度でも書きます。

上げ相場になると、問い合わせメールフォームから、「このまま積み立ててよいのか不安だ」「一部売却した方がいいのか」といったご質問がたくさん寄せられます。今も来ています。

それがわかれば積み立て投資などやっていません。

買い時や売り時といった投資タイミングがわかるなら、最初から積み立て投資などせずに、機動的に売買するタイミング投資(アクティブ投資)をガンガンすればよいのです。それがわからないから、積み立て投資をやっているんじゃないんですか。

また、そういう人に限って、「ではあなたのポートフォリオのリスク(標準偏差)は何%ですか?」と聞いても答えられないことが多い。不安だ、売却だと騒ぐ前に、まずは、やるべきことをやることが先決です。

インデックス投資の具体的方法 8ステップ - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

(具体的な方法がわからない方は上記シリーズ記事の【第4回】【第5回】あたりを参照のこと)

計算されたリスクは、あくまでも「目安」に過ぎませんが、目安もなく、ゆえなく不安にさいなまれ続けるのはよくないと思います。

将来のリターンは不確実ですが、コストやリスクはある程度コントロールできます。自分でコントロールできることに注力するべきだと私は思います。

なので、相場が好調なうちに、保有しているポートフォリオのリスク(標準偏差)が、自分のリスク許容度の範囲内におさまっているかを確認しておくべきだと、何度も、何度も、くりかえし書きます。


※当ブログ記事は、インデックスファンドのバイ&ホールド戦略をとっている投資家に向けて書かれています。他の投資法においては当てはまらない場合があるのでご注意ください。


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2016/01/21 リスク許容度の確認は、相場が下げてからするのではもう遅い
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Posted by水瀬ケンイチ