eMAXISシリーズのインデックスファンド4本の信託報酬を業界最低に連動させる!?

水瀬ケンイチ

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本日(2017年2月8日)の日経電子版に、三菱UFJ国際投信が、eMAXISシリーズのインデックスファンド4本の信託報酬を業界最低とすると報道されています。



三菱UFJ国際投信は株式などで運用する投信4本の運用手数料(信託報酬)を業界最低とする方針を固めた。ライバル各社が対抗して手数料を下げても、連動して「常に最低」を実現する。個人投資家のメリットは大きく、投信の運用方針や実績に応じた選択肢が広がりそうだ。

 対象はインターネット専用投信「eMAXIS」シリーズのうち4本。国内外の株式、債券で市場平均並みの収益を狙う「パッシブ型」投信だ。

三菱UFJ国際投信、投信手数料「常に業界最低」に  :日本経済新聞


しかも、各社が対抗して手数料を下げても、連動して「常に最低」を実現するとまで書いてあります。もし本当であれば、これは相当な覚悟をもった決定だと思います。

2015年秋のいわゆる「投信コスト革命」後のコスト競争に与しない姿勢を決め込んでいたeMAXISシリーズですが、ここへきて、一発大逆転を狙ってきました。(ちなみに、競合インデックスファンドのなかでeMAXISシリーズの現在のコスト水準はこのあたり

既存のインデックスファンドの信託報酬を引き下げるのは、(信託報酬を分け合う)販売会社と信託銀行の協力がないと難しい。

先日発表された「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2016」の表彰式(該当記事)で、第1位を獲得したニッセイアセットマネジメントの方が、受賞挨拶のなかでそのように仰っていました。

低コストインデックスファンドの古豪であるeMAXISシリーズはその分販売会社が多いので、三菱UFJ国際投信も相当苦労して、信託報酬引き下げ決定にこぎつけたのでしょう。

個人的に気になるのは、eMAXISシリーズのインデックスファンド4本が、どのファンドであるかということ。引用記事には、「国内外の株式、債券」とあるので、ふつうに考えれば、伝統的4資産と言われている、

・eMAXIS TOPIXインデックス
・eMAXIS 国内債券インデックス
・eMAXIS 先進国株式インデックス
・eMAXIS 先進国債券インデックス

になるのでしょうが、eMAXISシリーズはコスト競争に参加しないかわりに、様々な変わり種(スマートベータ型やリスクコントロール型など)を設定してきているので、伝統的4資産ではないかもしれません。

設定当時、eMAXISシリーズは先行していたSTAM(現SMT)インデックスシリーズに対抗するため、当時STAMにはなかった新興国株式インデックスファンドを投入し、純資産額を伸ばしていました。私も、eMAXIS 新興国株式インデックスを今でもかなりの金額保有しています。信託報酬引き下げの対象になるといいなぁ。

いろいろ書いてきましたが、そもそもまだ日経の報道レベルであり、この報道内容が事実かどうかもわかりません。

まずは三菱UFJ国際投信の公式発表を待ちたいと思います。

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Posted by水瀬ケンイチ