投信協会、WEBサイトに投信5000本の積み立て投資計算機能追加
水瀬ケンイチ

投資信託協会は「投信総合検索ライブラリー」に、投信5000本分の積み立て投資計算機能を追加したようです。
具体的には、過去5年にさかのぼって、ある投信に毎月積み立て投資をしていたら、どのくらいの利益(または損失)になっていたかを確認できる機能です。
上記日経新聞の記事では、本日(2月20日)からこの情報提供を開始すると書いてありましたが、私が確認したところでは、18日にはもう使えるようになっていました。
毎月の積立投資額だけでなく、初期投資額、積立開始月(1ヵ月前~60ヵ月前まで指定可)、分配金の再投資・受け取りといった項目を、自分で設定して、積み立て投資の試算ができます。
実績データを使っているので、リアルな試算ができます。5000本の投信のデータを持っているあたり、さすが投信協会のツールという感じです。
欲をいえば、最大5年ではなく10年、20年とより長期の試算もできれば更によかったと思います。特に2008年のリーマン・ショックを計算期間に含めることができると、投資初心者にもよりリアルな現実が見えてくるはずです。
とはいえ、今のままでも机上の計算よりは、実績データを使った試算により積み立て投資のイメージがわきやすくなると思います。無料ですので、ご興味があれば一度、試してみてはいかがでしょうか。
下記の投信協会WEBサイトの「投信総合検索ライブラリー」でお目当ての投信を検索してから、「積立投資計算」をクリックで試算ができます。
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