15年で米国のアクティブファンドの9割がインデックスに敗北。日本ではどうか?

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インデックスファンド徹底比較シリーズ記事を書いていたら出遅れましたが、米国S&P社の調査(SPIVA)で、15年間でアクティブファンドの9割がインデックスに敗北したとの統計データが発表されました。

 「S&Pインディシーズ・バーサス・アクティブ」ファンド群の直近のスコアカードによると、2016年12月までの15年間で、米国の中型株ファンドの95.4%、小型株ファンドの93.2%、大型株ファンドの92.2%がそれぞれのベンチマークを下回った。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)グローバルが半年に1度発表するこの比較(SPIVA)には、清算されたり統合されたりして消滅したファンドも含まれている。

 S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズの幹部によると、今回初めてSPIVA に15年分のデータが織り込まれたことから、「より安定した物語」が分かる。アクティブ運用マネジャーの成績は市場のサイクルによって異なる可能性があるためだ。

アクティブ運用の9割、指数に敗北 15年間比較 - WSJ


インデックス vs アクティブの勝敗データであるSPIVAの結果には以前から注目していましたが、今回の調査ではいつもの1年、3年、5年の調査ではなく15年という長期のデータが出ているところが目新しいです。

その結果は、上記のとおり、アクティブファンドのうち大型株ファンドの92.2%、中型株の95.4%、小型株の93.2%がインデックスを下回ったとのこと。インデックスが圧倒的な勝利という結果ですね。

こういう米国のデータを見ると、つい「日本ではどうなんだ?」という疑問をいだいてしまいます。ニュース記事典は米国ウォール・ストリート・ジャーナルなので、日本のデータは載ってません。乗ってなければ原点のSPIVAにあたるまで。ということで、見てみました。

その結果、日本では米国のような15年のデータはありませんでした。しかし、10年までのデータがありましたので、日本語に訳して記録しておきます。

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ご覧のとおり、10年で大型株ファンドの68.67%、中小型株ファンドの67.7%がインデックスを下回ったという結果でした。

米国の約9割というデータに比べれば、日本の約7割というデータはやや控えめですが、アクティブファンドがインデックスを継続して上回ることの難しさを表すには十分なデータではないでしょうか。

以前から、「敗者のゲーム〈原著第6版〉」(チャールズ・エリス著)等で指摘されているように、アクティブファンドがインデックスに負ける大きな要因は、運用コスト(信託報酬)の高さです。

日本株の個別株を自分で組み合わせて運用した場合は、売買手数料がかかるものの信託報酬はゼロであり、上記データは当てはまらない可能性はあります。もっとも、個々人の運用の巧拙によりさらに悪い結果になる可能性もありますが……。

いずれにしても、値上がりする株を事前に見つけることが簡単ではないのと同様に、インデックスを上回るアクティブファンドを事前に見つけることもまた、簡単ではなさそうです。




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