【追記あり】 日本の公的年金についてのわかりやすい記事とちょっとした疑問

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公的年金についてのわかりやすい記事が NIKKEI STYLE に掲載されています。

日本の公的年金の特徴は? 2階建て、世代間扶養…|マネー研究所|NIKKEI STYLE 日本の公的年金の特徴は? 2階建て、世代間扶養…|マネー研究所|NIKKEI STYLE


日本の公的年金の特徴は、「国民皆年金」「2階建て」「世代間扶養」であることが、家族の会話形式でわかりやすく解説されています。

また、一定の積立金を保有し、その運用収益も年金給付に充てていることにもふれられています。これが当ブログでもたびたび話題にしているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)による運用です。

大多数の年金加入者が運用内容に納得できるように、考え方やデータがきちんと情報公開されており、私たち個人投資家が自分で行なう資産運用にも役に立ちます。私も各アセットクラスの期待リターンやリスクびデータを参考にさせてもらっています。

ところで、上記コラムにはニッセイ基礎研究所の中嶋氏の囲み記事がついており、気になることが書いてありました。

年金の支給開始年齢は65歳に移行しています。さらに引き上げが必要との意見がありますが、年金財政をよくするという目的には当てはまりません。開始年齢を上げればその分、金額も増やす必要があるからです。
日本の公的年金の特徴は? 2階建て、世代間扶養…|マネー研究所|NIKKEI STYLEより引用)


年金の支給開始年齢を上げるとその分、金額も増やす必要があるとのこと。

たしかに、今でも年金の繰り下げ受給を申請(支給開始を遅くする)すると、応分の上乗せ支給が得られますが、もともとの支給開始年齢自体が引き上げられたとしても、その分金額を増やしてくれるのでしょうか。

たとえば、かつて全員が60歳から支給されていた平成11年~12年頃の1年あたりの年金額と、現在の65歳が受け取る1年あたりの年金額を比べると、増えているのでしょうか。

ファイナンシャル・プランナーのかたならすぐにわかるのかもしれませんが、自分には知識がなくわからないので、調べてみました。

厚生年金保険老齢年金受給権者の平均月額
平成11年 181,169円
平成27年 147,872円
出典:
平成11年度社会保険事業の概況 厚生年金保険(給付状況)
平成27年度厚生年金保険・国民年金事業の概況


調べてみたところ、支給開始年齢は上がっているのに、平均月額は思いっきり減っているように見えます。

10数年前なので経済状況が違うとか、加入者の属性が違うとか、あるいは、金額を増やすというのは年金事業全体の話であって個人の平均には必ずしも当てはまらないとか、なにかそういう理由があるのかもしれませんが、よくわかりません。

自分もいいおっさんになってきたし、これからは公的年金について、運用以外の部分のことも調べていきたいと思います。まずは、「公的年金丸わかり(1)」というサブタイトルの上記コラム続編に期待です。


<追記> 2017/05/30
ある投信ブロガーのかたから、「平均月額が減っているのは、給与水準自体が下がっていることと、非正規雇用者の増加が原因だと思われる」というご意見とともに、「支給開始年齢を上げればその分金額も増やす必要がある、というのは繰り下げ受給の仕組みを拡大解釈してるだけではないか」と懐疑的なご意見もいただきました。ありがとうございます。


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