【悲報】「セールス非希望」とシステム登録してもらったメガバンクから1年でセールス電話がかかってきた件
水瀬ケンイチ

以前、金融商品のセールスを受けた某メガバンクに、お断りとともに「セールス非希望」とシステム登録してくださいとお願いしました。
<その時の経緯>
2016/08/04 500万円がメガバンクの普通預金口座に振り込まれると、セールスの電話がかかってくる?
2016/08/30 携帯電話に留守電1件
2016/08/30 案の定、500万円がメガバンクの普通預金口座に振り込まれると、セールスの電話がかかってきました
あれから約1年、セールスはありませんでした。しかし……
先日、スマホに見知らぬ電話番号から着信が。あやしいなと警戒しながら受けると、やたら元気な女性の声でした。
銀行娘「こんにちは!!○○銀行△△支店の佐藤(仮名)です。いまお時間よろしいでしょうか!?」
わたし「あっはい」
銀行娘「前任の山田(仮名)にかわり、このたびご担当させていただくことになりました!!」
わたし「担当とかいたんですか」
銀行娘「いましたよ!!今までは山田(仮名)、今日からは私佐藤(仮名)が担当です」
わたし「そうなんですか」
銀行娘「それより、今日は預金ではない金融商品のご提案をさせていただきたく」
わたし「……」
銀行娘「たくさんご預金いただいていますが、現在の金利は……あ゛っ!?」
わたし「……」
銀行娘「ええとですね、そうですね、セールス非希望ですね。お伺いしております。申し訳ございません……(小声)」
わたし「それではこれで」
銀行娘「……んんんんん!!でもですね!!でもですよ!!私が申し上げるのもなんですが、現在の預金金利はたった0.001%なので、元本保証はありませんが良い商品が……」
わたし「知っています。いずれ証券会社に送金予定なのですが、それはセールスですか?」
銀行娘「失礼しました!!」
わたし「私としては御行とは運用ではなく、大切な生活口座として今まで同様、末永いお付き合いをしたいと思っています」
銀行娘「今後ともよろしくおねがいします!!」(ガチャ)
ツーツーツーツー……
会話から推測するに、普通預金にまとまった金額がある顧客リストに片っ端から電話していて、電話をかけてから顧客情報画面かなんかを見て、前任の山田(仮名)さんが入力した「セールス非希望」の情報を発見したというところでしょう。
お仕事はがんばってほしいと思いますが、セールス非希望を確認した上で、それでもなおセールスするのはいただけません。すこし怒っています。
信用第一の(むしろ信用くらいしかない)メガバンクが、人のフトコロを覗きセールス非希望の約束を破って金融商品営業をするのは、信用を失う行為であり、自分で自分の首を絞めていることになります。
投資家も金融知識を身につけて、銀行の高コスト商品のセールスにやすやすと乗らないことが肝要です。ブログをご覧の皆さまにおかれましては、まとまったお金を銀行に預金する際には、十二分にご注意ください。
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