金融庁森長官の素晴らしい功績ブラボー!! でも、その理念はもっと昔から

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金融庁長官として異例の3年目に入った我らが金融庁森信親長官の記事です。

異例の続投、森長官に聞く「私は金融庁をこう変える」 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) 異例の続投、森長官に聞く「私は金融庁をこう変える」 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

「フィデューシャリー・デューティー」(受託者の忠実義務)の推進や「つみたてNISA」の立ち上げなど、金融業界に新たな改革の風を吹き込み、日本の投信業界の悪習であった「回転売買」の抑制や、超・低コストインデックスファンドが続々登場したことなど、個人投資家にもその恩恵が及んでいます。

これらは、森長官になったから実現したというように思われているかもしれません。実際そうなのかもしれません。ただ、体験者としてひとつの事実をここに書き残しておきたいと思います。

時をさかのぼること5年と半年前。2012年2月の夜、私は霞が関の金融庁に呼び出されました。

金融庁の会議室に通されたのは、相互リンクブロガーのイーノ・ジュンイチ氏、エムアット氏、そして私の3人の投信ブロガーです。そこには10人以上ずらっと並んだ金融庁職員の方々がおり、私たち3人が彼らの質問に対して意見を言うという場でした。

金融庁からの質問内容は、大きく分けて3点、(1)日本の個人投資家像、(2)日本版ISA、(3)金融商品に係る損益通算の拡大についてで、投信ブロガーの忌憚のない意見を聞きたいとのことでした。

日本版ISA?なにそれ?と思われる方々もいらっしゃるかもしれませんが、現在の既存NISA(少額投資非課税制度)は、誕生する前はお手本とした英国のISA(Individual Savings Account)にちなんで、日本版ISAと呼ばれていたのです。

「今まで、金融庁の会議室にこうして個人投資家を招き入れたことはありますか?」という問いに対して、「もちろん初めてのこと。正直、どう接したらよいのか戸惑っている面もあるけど、業界団体とばかり話していても本当のことはわからないんだよね。だから今日は個人投資家としての忌憚のない意見をきかせてください」と回答されたことを、今でも鮮明に覚えています。

その時の役人らしからぬ“ぶっちゃけトーク”に、私たちブロガーも最初は「マジか!?」と驚いたものです。その後、私たちは、それぞれブログで常々情報発信していた持論を、金融庁の職員の方々の前で存分に主張しました。

その当時のブログ記事がこちらです。

2012/03/01 投信ブロガー、金融庁へ!? - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

当時は名前を書きませんでしたが、私たち3人のブロガーとのやりとりをリードしていたのが、現在、つみたてNISAの推進において、数十人規模で何度も開催されている「個人投資家との意見交換会」や、先日開催された200人規模のイベント「つみたてNISAフェスティバル2017」の企画運営で中心となって活躍されている金融庁の今井利友氏でした。

ちなみに、その時の金融庁長官は、現在の森長官の、前の、そのまた前の、畑中長官の時代でした。

もちろん森長官の改革は素晴らしいのですが、その前から、フィデューシャリー・デューティーや現行NISAやつみたてNISAへとつながる理念は、金融庁に着々と育ちつつあったであろうことを、ここに書き残したいと思います。現在の金融業界の改革は森長官ひとりの功績ではなく、過去からの積み上げの成果なのかもしれません。

ただし、今はたまたま金融庁と個人投資家の利害が一致していますが、今後もずっと金融庁が個人投資家の味方であるかはわかりません。

実際に、つい20~30年前までは、金融庁は金融業界を丸ごと守る「護送船団方式」と呼ばれる金融行政を長らく続けていました。守られながらやりたい放題だった金融機関に、個人投資家である私自身もさんざん煮え湯を飲まされてきました。その頃の大将が金融庁だったのですから。

金融庁も、金融業界も、投資家も、時代の波にもまれてそれぞれすねに傷があるわけですが、大事なのはこれからです。将来です。

2017/04/08 国と金融機関と投資家、それぞれすねに傷があるけれど - 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)

金融庁の改革は素晴らしいと思います。でも、私たち投資家も、何が将来につながるのか、いったい何を求めるのかを、自分の頭で考えてみる必要があると思います。誰に何を言われたかではなく、自分の頭で。

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