海外ETF購入の裏技!?

水瀬ケンイチ

先日、楽天証券がネット証券初の海外ETFの取り扱いを開始するというニュースについて、記事を書きました。
※参考記事
2006/10/14 海外ETF、ついにネット証券で取り扱い開始!日本のインデックス投資の夜明け!
うれしいことに、読者の方からたくさんのコメントをいただいたのですが、その中で、海外ETF購入の裏技とも言えそうな、ちょっといい情報を教えていただきましたのでご紹介します。

それは、『小口購入の場合は、楽天証券よりも日興コーディアル証券の方が、安く海外ETFを購入できるケースがある』という情報です。

日興コーディアル証券といえば、言わずと知れた大手証券です。
たしか、大手証券の中でも海外ETFの取り扱いをいち早く始めた(2003年)証券会社だったと思います。
この時も僕はよろこんだのですが、大手証券のご多分に漏れず、売買手数料が非常に高く(WEBサイトで確認)、僕のような弱小個人投資家にとっては、せっかくの海外ETFの低信託報酬が活かせない状況だと思っていました。

問題の証券大手の日興コーディアル証券の海外ETFの売買手数料は、

最低手数料 5,250円
100万円以下 1.2075%
100万円超 200万円以下 0.9450%+2,625円
200万円超 300万円以下 0.8400%+4,725円
300万円超 400万円以下 0.7875%+6,300円
…(中略)…
※この他に現地手数料、現地賦課金がかかる

です。(データは日興コーディアル証券WEBサイトより・10/17現在)

これに対して、今回、海外ETFの取り扱いを新たに開始する、楽天証券では、海外ETFの売買手数料は、

1000株まで、定額で31.5ドル(約3,800円・1ドル=120円で計算)

です。(データは楽天証券WEBサイトより・10/17現在)

日興コーディアル証券の手数料は、最低手数料で5,250円、仮に100万円分買ったら12,075円もします。しかも、この他に、若干ですが現地手数料・賦課金というのがかかるそうです。
それに対して、楽天証券は31.5ドル(約3,800円)。仮に100万円分買っても、31.5ドルぽっきり。
やはり、楽天証券の方が安いじゃん……と思ってました。
しかし……


実際に、日興コーディアル証券で海外ETFを購入している読者の方によると、なんと、海外ETFの場合は、最低手数料が適用にならないそうです。

その読者の方が、海外ETF(SPDRs・S&P500に連動するETF)を、10/13に購入した時は、1株で135.47ドル。日興の最低購入口数の10株を購入して、計1354.70ドルだったとのこと。
手数料は、上記料金表の100万円以下で1.2075%、現地手数料0.3%、賦課金0.00307%、で計1.51057%。1354.70ドル×1.51057%で、手数料は合計20.46ドルになったそうです。

最低購入口数の10株で手数料20.46ドルなら、楽天証券の定額31.5ドルより安いじゃないですか。
ちなみに、20株だと手数料40.93ドルで、逆に、楽天証券の定額31.5ドルの方が安くなりそうです。

つまり、『小口購入の場合は、楽天証券よりも日興コーディアル証券の方が、安く海外ETFを購入できるケースがある』というわけです。
なんだか信じられない感じがしますが、こんなこともあるんですね。

ところで、僕は販売手数料なし(ノーロード)の投資信託については、小口で頻繁に買いますが(ドルコスト平均法など)、売買手数料がかかる株式やETFについては、ある程度まとまった金額でドーンと買うことが多いです。
個人的には、その方が有利だと思っているので、この裏技はあまり使うことはないかなぁと思います。

しかしながら、商品の買い方については、環境や考え方によって、人それぞれいろいろあり得ると思います。
場合によっては、かなり使える裏技なのではないでしょうか。

フウさん、市民さん、貴重な情報提供、ありがとうございました!!


<ご注意事項>
ただし、以下の点にもご注意ください。
・日興コーディアル証券では、上記手数料のほかに、外国証券取引口座管理料が年間3,150円かかります。
・さらに、日興コーディアル証券では、為替手数料が1ドルあたり片道50銭かかります。(ちなみに楽天証券では片道25銭と安い)
・水瀬は日興コーディアル証券には口座を保有しておりません。WEB等で情報を確認してはおりますが、実際には、もっと他にも留意事項があるかもしれません。実際に取引をされる際には、ご自分でご確認いただくことをおすすめします。
関連記事


投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。また、当ブログ内容の無断転載を禁じます。

Posted by水瀬ケンイチ