なぜ、バブルは崩壊するまでわからないのか? では、どうすればよいのか?

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過去何百年、世界中でバブルとその崩壊は続いてきました。

インデックス投資のバイブル「ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理」でも、第2章~第4章までたっぷりページをさいて、世界中のバブルの歴史を取り上げています。

なんで投資家たちは毎度、毎度、バブルの崩壊で痛い目を見ているのに、逃れることなくまた引っかかってしまうのでしょうか。

それは、「バブルは崩壊して初めてわかるから」だと言われています。言い換えれば、バブルは崩壊するまでそれがバブルであるとはわからないのです。

相場は上がるか、下がるかの2種類しかなく、いたってシンプルなはずです。しかし、いま相場が上昇しているとして、実際、これがよくあるただの相場上昇なのか、危険なバブルのまっただ中なのか、その時々の私たちには区別がつきません。


バブルは姿を変える 「今回は違う」のワナ(藤田勉)|マネー研究所|NIKKEI STYLE バブルは姿を変える 「今回は違う」のワナ(藤田勉)|マネー研究所|NIKKEI STYLE


上記コラムでは、おもしろい考察がなされています。詳しくは上記コラムを御覧いただきたいのですが、バブルが毎回姿を変えてやってくるため、認識できないというのです。

バブルを認識できない理由は数多いが、最大の要因は「バブルが姿を変えてやってくる」からである。歴史的に、一つとして同じパターンのバブルはない。バブルの主役は1980年代は日本の不動産と金融、90年代はIT、2000年代は米国の住宅――と、すべて異なる。

バブルは姿を変える 「今回は違う」のワナ(藤田勉)|マネー研究所|NIKKEI STYLEより


なるほど、なるほど。たしかに、毎回パターンが違うため、繰り返しに気づかないというのは納得です。すべて自国の特定市場の動きであるならば、まだ気づきそうなバブルも、いろいろな国の予想だにしていない分野から襲ってくるとなれば、気づきにくいのも道理です。

過去のバブルの種類と規模を示したおもしろいグラフがあったので、取り上げておきます。

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(WSJ – Daily Shot より)

オランダのチューリップ・バブル、ビットコイン(これは現在進行形ですね)、フランスのミシシッピ・バブル、イギリスの南海バブル、アメリカの暗黒の木曜日、ITバブル、リーマン・ショック、中国のチャイナ・ショック、中東の原油バブル、日本の不動産バブルなんてのもあります。

たしかに、これだと前回のバブルを教訓に、次のバブルを予測して避けるのは難しそうです。まあ、よくよく見ると、「US Stocks」や「Chinese Stocks」が複数回登場しているようにも見えるのですが、そこはまあご愛嬌ということで。

バブルが崩壊して初めてわかるもので、その崩壊を予測できないのであれば、できもしない予測に全力をあげるのは得策ではありません。

もしバブル崩壊に直面してもなんとか生き延びられる程度の損失で済むように、運用資産のリスク水準を調整しながら運用を続ける方が、現実的だと私は思います。

ゆめゆめリスクを取り過ぎないようご注意あれ。

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