「お金は寝かせて増やしなさい」に頂いた書評(その12) kenzさん

水瀬ケンイチ

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拙著「お金は寝かせて増やしなさい」に頂いた書評をピックアップ。その12は、ブログ「インデックス投資日記@川崎」のkenzさんです。ありがとうございます。



水瀬ケンイチさん著「お金は寝かせて増やしなさい」 初心者にもわかりやすい解説書 - インデックス投資日記@川崎 水瀬ケンイチさん著「お金は寝かせて増やしなさい」 初心者にもわかりやすい解説書 - インデックス投資日記@川崎


さすが、毎月のようにお会いしているインデックス投資ブロガーの同志であるkenzさん、私が本書で伝えたかった内容を、一つの書評記事で網羅してくれています。

なので、詳細は上記ブログ記事を読んでいただくとして、本ブログ記事では、kenzさんのブログ記事のポイントを取り上げていただきたいと思います。

本書を読み終えたときに最初感じたのは、「自分がインデックス投資を始める時にこの本があったら良かったなー」ということでした。

私が投資を始めようとした2007年当時は、検索でヒットするインデックス投資ブロガーの皆さんの記事を、土日の2日間で大量に読むことで概要を理解しました。


特に、目がいきがちな期待リターンの話は後回しにして、個人が耐えられるリスク許容度の範囲内で投資することの大切さについて序盤からいろいろな表現で説明されており、初心者だけでなく最近の相場の好調により気が大きくなっている方にも役に立つ本だと思います。


また、第4章「始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい」にて、インデックス投資のキモを心から理解していないと続かないことを各名著の言葉を引用してわかりやすく解説されています。
「お金は寝かせて増やす」場合でも、投資家の心構えが重要で、リスク許容度やアセットアロケーションの管理、年1回程度のリバランス作業もあり、完全なほったらかしではないこともわかりやすく書かれています。


インデックス投資歴15年の水瀬さんの実体験もものすごく読みごたえがあり、リーマンショック時にどのように考えたかもリアルに描かれており、私も当時の株安円高、勤務先の会社のボーナスカットや鬼のリストラの記憶を思い出してドキドキしました。


ありがとうございます。率直に言って、ベテランのインデックス投資家さんの書評記事は流石(さすが)です。

本書のわかりやすさや漫画のとっつきやすさよりも、リスクベースの理屈や、継続するためのキモ、それから、涙と汗の実践記でドタバタを越えてきた顛末を評価してくれる傾向があるようです。

そりゃそうですよね。リーマン・ショック前に、リスクベースでなく、直近リターンのトレンドフォローベースでノリノリだった個人投資家(トレンドフォローで米国REIT中心でいくぜ!とか、コモディティオンリーでいくぜ!的な投資家)は、リーマン・ショックを経て、実際、ほぼ絶滅してしましました。

結果的に、生き残ったのは、セオリーどおりにリスクベースで考えて、世界中の株や債券に分散投資していた投資家で、それでもこれだけの資産推移の凸凹があるもんですよという結果になっています。

この結果を、本書の15年実践記から、再確認していただけることが、本書の意義の一つになっていると思います。



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Posted by水瀬ケンイチ