いわゆる「初心者向け金融商品」は不要、初心者も経験者も本当に必要な商品は同じ

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東洋経済オンラインに、「初心者向け金融商品」に関する良記事が掲載されています。

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詳しくは上記コラムを見ていただきたいのですが、無理やりまとめると、「初心者向け金融商品」として売り出し中の「リスク限定型投信」はコストが割高でダメ。リスク許容度が高い人も低い人も、リスク資産のポートフォリオの中身は同じものでよく、初心者はリスク資産の金額を少なくすればよいだけという主旨です。

この考えには、大賛成です。

投資初心者に「見せかけ」の安心感を抱かせるための余計な仕組みを盛り込めば盛り込むだけ、金融商品は複雑化して高コストになっていきます。結局、投資家が得られるリターンは、シンプルなインデックスファンドを少額で買うだけのポートフォリオと同じか、それ以下になりがちです。

山崎元氏との共著「全面改訂 ほったらかし投資術」や拙著「お金は寝かせて増やしなさい」でも同様の主旨が述べられています。

おもしろいのは、筆者により、リスク資産部分の組み合わせ内容が異なることです。
  • 上記の東洋経済コラムの大江英樹氏は、世界の株式時価総額比率と同じ「世界市場ポートフォリオ」がよいと書いてあります。
  • 共著「全面改訂 ほったらかし投資術」では、山崎元氏が「国内株式:外国株式=5:5」でよいと書きました。
  • 拙著「お金は寝かせて増やしなさい」で私は、(1)世界市場ポートフォリオ、(2)有効フロンティアを無料ツールで計算、のどちらか好きな方と書きました。

資産配分に唯一無二の正解はないのですが、ここは、初心者が迷うところだと思います。

でも、安心してください。前述のツールを使って計算すると、大江英樹氏のおすすめ配分も、山崎元氏のおすすめ配分も、私のおすすめ配分も、期待リターンとリスクはそれほど変わらない水準なのです。

細かい違いが気になる方は突き詰めて比較検討すれば良いと思いますが、いずれも国内外の株式にそれなりに分散投資されており、それこそ初心者にとっては、上記3種類の資産配分は、「たいして変わらないのでどれでもよい」と考えていただいて差し支えないと私は考えます。

あとはそのリスク資産部分を何円分(どれくらいの比率)買ってよいかを、自分のリスク許容度と相談して決めればよいだけです。自信がなければリスク資産部分をごく少額にして、あとは現金(もしくは個人向け国債変動10)で持っておけばよいだけです。

いずれにしても、初心者向け金融商品(として売り出されている謎の商品)の出番はどこにもありません。
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